ニノと交代で俺もシャワーを浴びて…いつもより念入りに洗ってリビングに戻ると、そこにニノは居なくて、少し開いた寝室のドアから、細く明かりが漏れているのが見えた。
冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出して、飲みながら移動する。
そっと寝室のドアを開けると、ベッドの宮に背中を預けてスマホを見ているニノ。
ドアを閉めながら「おまたせ」と声をかけると、手にしていたスマホをベッドサイドに置いて、こっちを見た。
いつも潤んでいるような琥珀の瞳。
今日はより一層キラキラとして見える。
ボトルを見せるとうなづくので、渡すと、こくこくと喉を鳴らして飲む。
それさえも…なんだか、色っぽくて。
飲み終わったのを見てボトルを奪い取るようにして、サイドテーブルに置いて…
そのまま、キスをした。
重ねていた唇を離すと、二人の間にキラキラと銀糸が伸びて、お互いを繋いだ。
それすら愛おしくて、両手でニノの頬を包む。
「……いい?ニノを……、お前を、貰っても、いい?」
自分の声が小さく震えているのを感じて、なんだか情けなくて……
だけどニノは、頬を包んだ俺の手をその上から包んで、ふわっと微笑んだ。
まるで全てを許してくれているような…そんな微笑みで、確かに、頷いたから。
もう一度、強く抱きしめて、キスをした。
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つぎからは、限定公開です。(*_ _)
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