最近は、砂に埋もれて眠るような日々が続いている。
充実していないわけではない。ただ、命を燻っているような気がしてならない。
駆け出し方を忘れてしまったのか、かつて駆け出しているような気になっていただけなのか。
それすらもわからず、ただ一見、刺激的な毎日の中に埋没している。
これまでの僕ならば、つい過去を羨望したはずなのだが、今回ばかりは前だけでなく、後ろさえも見えないのだから厄介だ。恐らくこれが……と(かつての偉人たちがそうやってきたように)安易な結論を出して、それでもいいかと、それでも生き切れるじゃないかと、これまたかつての偉人たちがやってきたような結末に陥ってしまいそうだ。
それに抗い続けてきたバカどもになりたい。
少しの唾液ですら残さず吸い取ってしまう砂たちは、やがて故郷の夕陽のように心地よい焼失を与えるのだ。