前回の翌日、教室に入るのをためらう恭介。まどかに挨拶するも「ツンッ」とそっぽを向かれる始末。放課後謝罪のために声をかけようとするも「プイッ」とまどかは帰宅してしまう。

 

 アバカブにてひかるの注文を間違えて提供するまどか。長い付き合いの中で珍しいことなので不思議がるひかる。何かあったのかと問うと、まどかは「だ だいじょーぶよっ! 未遂だったんだから」と口を滑らせてしまう。「めずらしーといえば・・今日はこないね 春日くん・・」とマスター。彼らの疑問をごまかすように正しい注文を提供するまどか。話は脱線するがこの時のまどかの1コマの絵が普段とずいぶん異なり、少し後(ジャンプコミックス第5,6巻あたり?)の絵柄に近く感じる。

 

 バイトを終えて帰宅しようとするまどかにマスターが声をかける・・「とーとー今日は顔を見せなかったね 春日くん」。和やかだった表情が険しくなり「あたしには関係ありません」と断言するまどか。マスターは早くから2人の関係を見抜いていたのだろう。「若さゆえに脱線することもあるけど本人としては結構真剣な場合だってあるはずだよ」と恭介をフォローする。そしてしっかり、「まぁ常連のお客様だし大切にするよーに!」と商人としての顔も見せる。ナイスフォローにより彼女の表情も温和になり「うん!」と何かを決意して帰路につく。

 

 翌日の昼休み、教室にて恭介に話しかけるまどか。しかし小松くんにパンを買いに行こうと誘われ恭介は連行されてしまう。彼女は哀しそうな顔でひかるを探しに行く。恭介は首尾よく幻のカツサンドを購入するもひかると遭遇し屋上にて一緒に食べることになる。

 

 ひかるのお弁当を分けてもらって恭介と食べているところにまどか登場。険しい表情で屋上から立ち去るまどか。ひかるをけむに巻いてまどかの後を追う恭介。お酒のせいだと弁解するも「見損なったわ 春日くんを・・さよなら」と通り過ぎる彼女。彼は本当の気持ちを伝える「あの時酔っててよく覚えてないけど でもこれだけは間違いない! オレ鮎川じゃなきゃあんなことしないよ!」。気持ちが通じたのかまどかに笑顔が戻りハッピーエンド。