サワディーカー。
毎日40度近くまで気温が上がって、あっついバンコクです。
↑ただ今満開!タイの国花
先月の一時帰国では、ダウンつながりのママ友にもたくさん会いました。
書きたいことたくさんあるんですが、ちょっとづつ(笑)
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小学校低学年のダウン症のお子さんをお持ちのママに、5年振りくらいで会いました。
お互いの近況や、うちの娘のこれからの進路なんかを話しました。
ある話から、そのママがこんなことを言いました。
「うちの親の会で”優秀な”●●君も、××養護学校なんですよ。あんなに優秀でも××なんだねぇと、(年の近い子のママ友と)話してるんですよ」と。
あああああわかるなぁと思いました。
私も実はずっとそう思っていたのです。
療育を頑張れば、高等支援学校へ入れるかな
そうしたら、一般就労できるかな
そんな風に思って育ててきたのに、大きくなるにつれて見えてくる現実
「なんだ、あんなに頑張ってきたのにやっぱり最後は養護学校になるのかな。なんだかガッカリ。」と思っていました。
あーごめんなさい。
そして、中学生になると「よりいい養護学校へ行くための準備期間」
高校では「よりいい就職をするための準備期間」
というニオイがぷんぷんとする感じに正直ゲンナリ気味
だから、タイに行く話が出たときは、「いちぬけたっ!!」
というような、なんだかスッキリした気持ちで駐在することを決めました。
しかし、タイではまさかの日本人学校入学拒否(注:海外の私立なので違法ではありません。小学部には立派な支援級があります。)
そして、インターナショナルスクールの”養護学校”入学。
予定より早く”養護学校”に入ることになりました。
でも
入ってみたら、全然嫌じゃなかったんです。”養護学校”
いや、むしろ”すごくいい”
なにが違うんだろうねぇと、一緒に通っているHちゃんとも話すのですが、まずオシャレ(昭和の田舎もんは、洋物に弱いんですけどね・・・)
そして、
”学ぶことをあきらめない姿勢”
”選択肢を学校から突きつけられない(決めつけられない)”
この辺りがやっぱり違うのかなぁと話しています。
さて、そんなに素晴らしい学校と巡り会えたのですが、親の気持ちと子どものニーズは違います。ここ大事
娘にとってこれからの高校生時代を過ごしたいのは
”共感できる友達のいる場所”
すると、英語でのコミュニケーションがメインの学校では、なかなか難しいのです。
通常の学校生活ならば、娘の英語力でもやっていけますが、お友達と言葉を通じて心を通わせたいタイプの娘にとっては、母国語が日本語なのはやはりハンディです。
そもそも日本語だって完璧ではないのだから、英語ならばなおさらのこと。
日本に帰りたいと思う娘の気持ちはよくわかります。
そして、それはきっと、”日本の普通の高校でもない”とも思われます。
するとやっぱり”養護学校”になるのだと思います。
そんな視点で、もう一度日本の養護学校を見学してみると、ちょっと見方も変わりました。
日本の養護学校の先生方の対応はやはり素晴らしく、娘のいいところをまた伸ばしてもらえそうだなぁという気もしました。
日本語の通じそうなお友達もいました。
タイの養護学校、日本の通信制高校(前回の記事参照)、養護学校。
結局、この3つから選ぶとなると、「今の娘にはやっぱり”養護学校”だろう。」という結論になりました。
ちなみに、娘は通信制高校と養護学校ですごく迷っていました。
通信制高校はパソコンで勉強できるところが気に入って、養護学校は部活があるところが気に入ったそうです。
通信制高校は、養護学校卒業後でも入学できることが分かったので、ひとまず養護学校にいこう!ということで娘も納得しました。
こうして、ここまでの過程を振り返ってみると、なんとなくスッキリしている自分がいることに気づきます。
それは、なんでなのかなぁと考えてみると、”選択肢があることがわかったから”なのだと感じています。
ここしか行くところがない。
これしか選択肢がない。
そういう時に、私はすごくガッカリするのだなぁと。
「養護学校へ行く」という事実には変わりませんが、「しかたなく」ではないというのは気持ち的に大きいなぁと感じています。
この先の就労や日常生活も「仕方なく」ではなく「選択肢を持てる」ように、いろいろ模索してみたいと思っています。
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