こんにちは!
先ほどの連絡記事に引き続き投稿


先日の記事から時間があいてしまいましたが、

【就労】親も変わらないと・・・『企業と語ろう』に参加して(1)

の続きです。

先日の講演会とグループディスカッションで、もう一つ印象的だったのは、企業の方たちが
ハッピーリタイアなるものを考えはじめていること。
そして、それはかなり大きな課題と感じているのだなぁということでした。

ハッピーリタイアとは、職業能力が衰えてきた従業員を、緩やかに福祉就労等につないでいくことをシステム化するということのようです。

特例子会社は昭和62年の雇用促進法改正で制度化されたので、現在創業20数年のところが多いと思われますが、当時は若かった従業員がみな40歳以上になってきたということなのでしょう。
そして、担当者の方たちのお話しを聴いていると、どうも障がいのある方たちは、定型発達の方たちよりも、老化が早く訪れると感じられているようです。
このような背景から、この話題が出てきているのだと推測されます。

「仕事の効率化」を常に目指している企業としては、職業能力のどんどん下がる労働者を雇い続けるわけにはいかない。
もちろん、ジョブコーチを入れたり、対策はするけれども、その効果は一瞬で、また下がり続ける・・・そして効率があがるどころかお荷物になってしまうときもやってくる・・・
しかし、かといって無下に放り出すわけにも行かず・・・でお困りなんだなぁと感じました。

企業就労してしまった方たちは、福祉との繋がりがきれてしまっていることも珍しくなく、また親御さんもその頃にはご高齢になったり亡くなられたり、親御さんが福祉とのつながりを新たに作ることが難しい場合もあるのではないかと思います。
ですから、最初から、リタイアするときのことまでしっかりと流れができていれば、企業側も安心して雇えるということのようです。

私もダウン症児の母として質問をしたのですが、ダウン症の方は他の障害の方よりももう少し早く、この「老化」がやってくるようです。
それは、30~40代のダウン症のお子さんを持つ先輩ママさんたちからもよく聴くお話なので、おそらく事実なのだと思います。
そういったライフサイクルも頭に入れた上で、将来のことについて考えていった方がいいのだなぁと改めて思いました。

ちなみに、地域の就労B、いわゆる作業所も古くからあるところは、高齢化が問題になっています。作業所の緩やかな作業でさえも辛くなる時期が、介護保険の対象になる65歳よりも前にやってくるのですが、なかなかそれに対応できる施設が少ないというのが現状でしょうか。

医療が進歩して、障がいのある人たちの寿命も延びています。
いくつになっても、その人らしく生きがいを持って生活できる場を増やすこともまたこれからの課題なのではないかと感じています。

ああ、やることいっぱい
(笑)
でも、
こんなのあったらいいなぁ、と思ったり、探していると必ず実現するもんね!と前向きに考えています。
将来を考えることは現実をみつめることにもなり、時にちょっと辛さを伴いますが、やっぱり、アンテナを張ることが大事です


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