黄金の国

 私が子供の頃【大草原の小さな家】という海外ドラマが放送されていました。

今調べると最終回が1983年だったので、私が見ていたのは再放送だったようですがニヤリ

 

 


我が家はテレビの時間が決められていて、見ても良い番組は母のお許しが出たものだけだったので、限られた番組しかテレビを付けない家でした。

その中でもこのドラマは母も楽しみにして見ていた番組でした音譜


生きている時代も違えば、習慣も全然違うのですが、生き抜く逞しさや物事の考え方など、色々な面で影響を受けた大好きなドラマでしたテレビ


その中で子供だった私の心に刺さり、ずっと思い続けた言葉があります。

当時、病気だか、怪我だかで自身の死期が近いことを悟った女性の言葉です。

その女性はこう言いました。


「どうか笑って私の事を思い出してください。涙無しに思い出せないのなら、私のことは忘れてください。」というような内容でした。


私はこの言葉に影響され、ずっと自分の死に際には、こんな風に言える人間になりたいと思っていました。

人は自分が死んだ後、世間から忘れられること、自分の存在が失くなってしまうことが怖いと思っていたから…。

自分が無になっても遺された人が幸せであることを願うのがカッコいいと思っていたのです…。


でも、最近私はこう思うのです。

人は亡き人を思い出すとき、必ず《幸せラブラブ》だった記憶から思い出すものだと…。

そして《幸せな気持ちラブラブ》も思い出し、一時は笑って【今】幸せになっていると…照れ

でもその先に、もう二度と《今は亡きあなた》と思い出を共有出来ない悲しさが涙となって溢れてくるのだと…。


どんなに願っても叶えられない、その人とのこれからの日常が消えてしまった事への後悔は、いつになっても薄れることは無いのです。

でも、思い出して泣くことは悪いことではないと思うのです。

決してネガティブな事では無いとも思うのです。


無くてはならない、かけがえのない人だったからこそ感情が抑えられない。

亡き人を思って涙することは、今も昔もその人が大好きだと言う証だから。


子供の頃からずっと私の目標だった言葉は人生の中盤?(まだ半分残ってるといいなほっこり)に差し掛かり、見方が変わりました。


ひらめき電球大前提として私が生きている時代が今だから…。


きっと私があの言葉を人生の去り際に言っても、遺される人のことを考えない自分勝手な言葉になってしまうだろう…。


やっぱり、私は大好きだった人達の事はちゃんと思い出したいビックリマーク

そして、ちゃんと哀しみたい。

後悔は…

今はまだまだずーっと後悔しているけど、それも含めて今を受け入れたい。


いつか、自分にその時が来たら遺された人達に後悔を残さないように、格好悪くても良いから自分に素直に全力で生きていきたいですね照れ