2018/8/31(金)

 
高次脳機能外来病院
 
 
夏休みに受けた言語療法、心理適性検査の結果のお話を、私だけ行って聞いてきました。
 
 
 
鉛筆実施内容鉛筆
WISC-IV、描画、S-M社会生活能力検査
 
リボン言語理解:言葉で考える力、言葉に関する知識
リボン知覚推理:視覚的情報をもとに考えたり推理する力、空間把握
リボンワーキングメモリー:聴覚的な刺激を一時的に保持する力、注意・集中力
リボン処理速度:作業を速く正確に処理する力、目と手の協応
 
 
 
〈総合的所見〉
 
約一年前にも検査をし、検査の種類が異なるため一概には比べられないけど、
前回も知的発達は平均の下の方ではあるが、標準範囲内。
そして今回も同じように平均域下方。
本人のペースできちんと力の伸びがあったと考えられる。
下の方でも標準範囲内には入っているので、特に今は訓練が必要という事もなく、
検査は無事終わりました乙女のトキメキ
 
 
 
〈細かい所見〉
 
星言語理解
言葉の数や知識量は年齢相応。
しかし、いざ説明を求められると冗長な表現になったり、あまり重要でない部分を指摘するなど、本質的なこととそうでないことの区別が十分でない。
また言葉のイメージが豊かな一方、話を連想的にするため他者に伝わりにくい傾向。
 
 
星知覚推理
絵から意味や関係性を読み取ることが苦手。
言語面同様、何が本質的で重要かを見出す力が弱い。
空間認知の力は平均をやや下回っており、斜めの構成を把握することが苦手。
 
 
星ワーキングメモリー
一度聞き取って保持できる情報の量は平均に比べあまり多くはないよう。
また、聞きながら考えたり頭の中で整理したりするなどは、正解はするもののかなり時間を要し、処理効率の低下がみえた。
 
 
星処理速度
事務的単純作業を処理する力は平均的。
良く集中して取り組んでいましたが、ケアレスミスがいくつかみえた。
 
 
 
読み返すと、少し難しい内容ですが・・・。
 
 
ひとつだけ私も中に入って検査を見ていたのがあったのですが、
たぶん言語理解なのかなー。
 
たくさんの問題をしていく中で、
では、桃太郎のお話を教えてください、という問題に、
先生も、
むかーしむかし、あるところに、おじいさんとおばさんがおりました〜
おじいさんはどこへ向かうかな〜?
と、少し話を導いてくれて、
話にうながされ、続きを言うのかと思いきや、、、
 
みーちゃんは、
むかーしむかし、あるところにカメがいました。
と、言い始め、、、
 
私も先生も、ハテナ???な顔をしていたら、
浦島太郎のお話をし始めました。。。笑
 
 
みーちゃんは、
カメをいじめちゃダメだよーとか、セリフまで細かく言ってくれたり、
竜宮城に着くまでのお話はめっちゃ長かったのに、
 
最後、開けたらダメなお宝をあけてオワリ!!と、
 
あっさり尻つぼみでお話終了。
 
そもそもが桃太郎のお話する問題に浦島太郎のお話を答えてしまったので、問題の点数としては0点ですが、
浦島太郎の内容の話し方も先生はずっと聞いてくれていて、
 
細かな所見にもあったように、
冗長な表現になったり、重要な部分とそうでないことの区別、話を連想的に展開する、など書かれていたと思います。
 
 
検査結果の紙と共に、
言語科の先生、検査を行ってくれた二人の心理療法士の先生、私とで、
みーちゃんについてのお話をたくさんしてもらいました。
 
 
 
私が国語より算数が苦手そうな事を以前から伝えていて、
 
算数はたくさんの量の問題があると、見た目でまず、多いガーンアセアセとなり、できなくなってしまう。
1ページに100問ある問題も一枚に10問ずつ分けると正解率が高い。
 
 
斜めの図形が苦手のよう。
 
そう!みーちゃん、ナナメが苦手でしたータラー
と、これは二人の心理療法士の先生がお互い言っていました。
 
例えば、、、
三角の積み木をいくつか持って、同じ形にして下さい。という問題に、
 
①のように色でもわかるようになっていると、正解。
②のように色では区別がつかず線もうっすらだと、時間はかかるけど正解する。
③のようになると急に何もできなくなる。(しようともしなくなる。)
 
きっと算数も今はついていけてても、
もしかしたら図形とか立体が出てきたり、
ひょっとしたらグラフの問題なんかもかなり手こずるかもしれない。
と言われました。
 
でも言語科の先生が、
お母さん!!でも今、お母さんもパッと立体を出されて、これはどこがどうなってるとかすぐ答えれますかー??
答えれないよー!!
その授業の時はみーちゃんにとってはつまらないなーぐらいで終わらせておいて、
そんなのできなくても生きていけるから!!
と、言ってくれましたおねがい
 
これからたくさんの漢字のお勉強も、ナナメとか形として複雑な漢字を覚えるのではなく、
火と火で炎!とか、昔芸人さんやってたでしょー!!
あんな感じで覚えていきましょうー!!
と、なごませてくれました照れ
 
 
 
そして私が以前答えていた、
生活面でできる事、できない事、の表からみて、
社会生活能力検査としては、評定者は母の私だけなのですが、
みーちゃんは割とできていて、細かく分かれていた分析でも実年齢よりかなり上でした。
 
 
生活面でここまでできるからこそ、
知的面との差がみられて、本人が苦手としている事と困っていることに周囲から気付かれにくい事や、場合によっては本人が頑張り過ぎてしまう事もあるそう。
 
 
そして、あれだけの大きな脳のダメージにしては良すぎてびっくり。
と先生はこのお話し中、何度もおっしゃっていました。
 
 
 
「もしかして脳の中身が左右反対かも?」
 
 
 
と、また初めての事を言われました。
 
脳が左右反対!?びっくり!?!?!?
 
言語科の先生は脳神経内科もみておられて、
時々、逆の子がまれにいますよ!と言っていました。
 
詳しく調べればわかるらしく、
みーちゃんは調べてはいないけど、
 
特に社会性に関して、ほんとにほとんど影響がでていない。
何度も言うけど、授業中フラフラ歩き出したり、集中力がなかったり、そんな様子が一切見られないのがほんとに不思議なぐらい。だそうで、
 
左側の機能が影響されておらず、
逆に右側が影響されてるかな?と思う所があるらしい。
 
 
(パパッと先生が、左前頭葉の機能はこれこれで、右前頭葉の機能はこれこれでー、と言ってたのを覚えて帰ってきたつもりがいざ書こうとしたらちょっとうる覚えなので、書けないですが・・・スミマセンタラー)
 
 
みーちゃんは右利きなので、
特に左の脳を使うので、この左右逆がどうでるのか、、、
(まだ逆とも断定はされてませんが。)
 
 
とにかくサポートが必要には変わりありません。
 
 
 
〈今後に向けて〉
 
義理チョコ物事の本質を掴むのが難しく、頭の中で素早く情報を整理できないため、冗長になったり迂遠してしまったりと、他者に伝わりにくいので、
本人の話したい気持ちを尊重しながら、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ、等のキーワードを拾い、また文字や絵に書くことで理解が深まり、考えが整理される。
 
義理チョコ今後、学年が上がるにつれ、本人のつまずきや困り感に留意しながら見守り、必要に応じて支援の手立てを考えていくことが望ましい。
 
義理チョコ難しい課題や見通しを持ちにくい場面について不安を感じやすい傾向なので、本人の感じる不安を受け止めつつ、できることからスモールステップで一緒に進めたり、具体的な見通しを伝えてあげることがよいと思われる。
頑張った事を褒めるとともに、間違いや失敗を許容することにも十分に保証し、安心して過ごせるようサポートしてあげることが大切。
 
 
 
 
くだものをたくさん答えるような問題では5個で終わってしまったみーちゃんでしたが、
待ち時間に心理士先生へ絵を描いていたら果物の絵を何個も何個も描いていた。
 
本人がリラックスして安心できるのが一番。
 
 
この高次脳機能外来でのお話し中、
この3人の先生方、家族、学校でたくさんのサポートしてくれている先生方、お友達、
 
そしてまだ顔も知らない同じ病気のブログで繋がった方たち。
 
たくさんの人が浮かんできて、
たくさんの人にみーちゃんは見守られているなぁーと感謝しました。
 
 
 
 
いつも長い内容でスミマセン。
なかなかまとめる力がなくて、、、ショボーン
 
あとは担任の先生にもこれももっと簡単にまとめて伝えようと思ってます鉛筆