電車やバスで、席を譲る人を見かける。
知らない人同士が会話をする瞬間。
無言で譲る人もいる。
この席を譲ることについて考えると、とても難しい。
もし断られたら。
「まだ足腰悪くないわい!!なめるなヨ!?」
と、ここまで言われなくとも、相手に不快な思いをさせてしまったら。
さまざまな"もし"を考えてしまい、
席を譲りたいのに譲れない人もいる。
基本的には、「どうぞ」と席を譲り、
「ありがとう」とその場が笑顔に包まれ和むことが多いが、
なかには、「大丈夫よ〜!」と明るく断る人もいる。
それを見かけた時、私は、
(何か意味があるとしても、せっかくの親切を無駄にしないように、たまには甘えたらいいのになぁ。)
と思っていた。
私がいつか歳を重ねておばあちゃんになれた時には、素直にありがとうと受け取りたい。
とまで意思は固くなっていた。
けれど、ふと思った。
人にやったことは自分に返ってくるように、
断れたとしてもその親切は無駄にはならないかもしれないと。
相手が受け取らないものは、自分に返ってくるわけで、
その親切はいつか、巡り巡って必要なときに自分に返ってくる。
そう考えられるようになった。
それなら、
もし断られてしまっても落ち込むことはないし、
周りもその優しさを見て心が温かくなるし、
親切は空中分解されないし、
堂々と、人を想っていいんだ。