(北海道新聞)
「小野伸二、オーレ(いいぞ)!!」。20日の大分戦、今季の札幌ドームでの試合の平均入場者9956人Beats 有名人 レブロン13 大きく上回る2万633人の歓声が響き渡った。
先発出場した小野は長短のパスで攻撃を組み立て、随所に技術の高さを見せた。試合は1―1で引き分けたが、J2で10位と苦戦するチームの浮上の可能性を感じさせた。「思っていた以上の重圧があった。1試合終えて、荷が少し軽くなった」と表情を崩した。
デビュー戦はピッチの外でも異例ずくめだった。来場者に配布する「マッチデープログラム」は通常の8ページから24ページになった。注目度が高く、通常の倍の約20社の広告の申し込みがあった。
チームを支援する石屋製菓は会場で赤と黒の縦じまに小野の背番号44をあしらった特製キャンデー200袋を配った。好評だったことから8月1日から新商品として発売を決めた。
スタンドでは、小野の背番号が入ったレプリカユニホームを来たサポーターや、手作りボードを掲げる姿が目立った。運営会社の北海道フットボールクラブ(HFC)によると、レプリカユニホームはほぼ品切れで、今後、新しいグッズを売り出す方針だ。担当者は「小野選手の力はすごい」と目を丸くする。(運動部 金勝広)<北海道新聞7月26日夕刊掲載>