想像力が必要な世界~パリの事件と職場と地下鉄~ | のぶりんのマガジンラック

のぶりんのマガジンラック

いつもは普通のサラリーマン。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。ひらめきと思いつきのグダグダブログ。良かったら立ち寄ってくださいませ。

またしてもテロが起こされてしまった。
今度も華の都パリにて・・・。

目撃者によると犯人はまだハタチ前の若者も
いたそうだ。

このような理不尽なことが繰り返される度に
いつも考えます。

きっとイデオロギーやそれぞれの正義だけで
はこのような行動ができるわけがない。

その根幹は、きっと「想像力の欠如」。

人は成長の過程でいろいろな経験を積み重ね
「大人」になっていく。
例えば子供の頃はケンカをして痛い思いをす
る(心も体も)。
女の子にフラれて心が傷つく。
テストや受験に失敗し、挫折を味わう。

そんな事を繰り返し、自分を鍛える事と同時
に相手のキモチを思いやる「想像力」が養われ
る。
大人として、社会人として成長する。

アフリカの少年ゲリラ兵は大人よりも残酷に
「仕事」を行うそうです。
それは子を持つ親でもある彼等の指導者であ
る「大人」がマネできないような殺戮。
人生をある程度経験すると「それはできない
だろう。」と思い、躊躇する理不尽な残虐さ。

先日、わたしの職場にある「お偉いさん」から
クレームがあり、私の上司数名が真夜中過ぎ
にも関わらず、呼び出しをされ、苦言を呈さ
れました。

内容は、ほんの些細な事で全く緊急性のない
興味や「趣味」の領域。

そこでわたしが思うには彼の経歴や、社会的
地位についてとは別に、やはり社会人として
の常識や「想像力」が全く欠如しているという
こと。
子供の頃から大事にされ、挫折も痛みも味わ
うこともなくそのまま「裸の王様」として扱わ
れ続け今に至る。
(それを許す周りも全くダメ(>_<))

次回ワシに失礼な事があったらきっと「天誅」
が起きてしまうヨ!!・・・(@_@)

そんな事を考えてばかりいても「どうしよう
もないなぁ」。
でも俺は今できる最善を尽くすのみ。

先週末、やっと仕事から解放され、クタクタ
のまま地下鉄のホームにて最前列に並んで待
ち、やっとのこと、座席にありつきました。

その時、私の目の前に「赤ちゃんを抱いた外
国人の若い女性」が立っていました。

次の瞬間、わたしの口から「どうぞ、座って
ください。」と自然に出てしまいました。

「ありがとうございます!」
その女性はお礼を言って座りました。

ここまではよく見かける事です。
ところが、わたしが吊り革に掴まり、しば
らく揺れていたところ。
「どうぞ、わたしは近くで降りますから。」
と若い女性の声が・・・(?_?)。

見るとキラキラとした満面の笑みを浮かべ
た人が、わたしに席を譲ってくれている!!
(一瞬でした。美しく、お洒落で聡明な印象
しか残っていません(*^▽^*))

席を譲ってくれたありがたさもですが、同
じ事を思い、それを共有したいというキモ
チ、相手を思いやる想像力。少しの勇気。

「社会や世界に必要なことは単純明快、そ
れに僕らは独りじゃない!」
カワイイ赤ちゃん横目に見ながら
そんな事をかみしめた出来事でした。


「本日の子供達のサッカー観戦」
(本文とは関係ありませんm(__)m)