『かんそ~なんだよ!』
映画ファンにはたまらない、デニーロとパチーノ、2大俳優の共演作『ヒート』
しかし、その話題性あるキャスティングだけではなく、ストーリーとガン・アクションも素晴らしい作品なんです!
ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ
マフィア映画によく出てるイメージと、研ぎすまされた演技力を持つこの名優たちは、ライバルのような関係でした
んで、名作『ゴッドファーザーPart2』で主人公マイケルをパチーノが、そのマイケルの父親の若き日をデニーロが演じたのです!
パチーノは現代、デニーロは過去を舞台にした場面での出演だったので、2人が同じスクリーンに出ることはありませんでした
そんな2人が『ヒート』で初めて共演したのです!
彼らの80年代・90年代の映画で育った僕としては、この作品を観るしかありません!
でも、実際には、デニーロとパチーノが同じスクリーンに出るシーンというのは、たぶん2シーンくらいしかなくて、それは僕にとっては残念というよりも、2人の人気だけで作られた映画ではないことの証明のように思えて、逆に良かったです!
デニーロとパチーノが主役の2つの物語を合わせて1つの映画にしたようなカンジでした!
(監督のマイケル・マンと打ち合わするパチ&デニ。ちなみにこのシーンはリハーサルを拒否したデニーロとパチーノの演技対決が見れますよ!)
んで、2人のそれぞれの役柄についてなんだけど、まずデニーロは常に冷静な犯罪グループのリーダー・ニールを演じました!
そのクールっぷりが抜群で、メチャクチャかっこ良いのです!
警察に追われる身である犯罪者の緊張感、"仕事"を全く妥協しないプロフェッショナル感が伝わってきます!
たとえ警察に捕まりそうになったとしても、いつでも高飛びできるように万全の準備が出来ているニールですが、イーディという魅力的な女性に出逢うことで、彼の『家族を持たない主義』は崩れ、ついにはそのために彼の計算され尽くした計画が狂い始め、切ないラストが待っているのです!
特にイーディとのラストは切な過ぎます!
うぇ~ん!
『次は俺様だぁ~!』
その冷戦沈着な犯罪者ニールとは対照的に、パワフルで激しい性格のヴィンセント警部を豪快に演じたアル・パチーノ
エネルギッシュな役が大得意なパチーノは『ヒート』でも、その豪快な演技を見せてくれました!
身長が170cm以下と、小柄なパチーノが魅せる豪快な演技とオーラは何度観ても最高ですね!
(こういうキレたパチーノは最高!)
んだけども、物静かなパチーノも魅力的なんです!
職場では熱い男のヴィンセント警部だけれども、ギクシャクしている家族の元に戻ると居場所が無いカンジで、おとなしめな彼
仕事はエネルギッシュだけど家庭はウマくいっていないヴィンセント警部を絶妙に演じていて、アル・パチーノという役者の幅の広い演技力に改めて驚かされましたね!
ヴァル・キルマーの話
『バットマン・フォーエヴァー』でバットマンを演じたこともあるヴァル・キルマーが『ヒート』ではニールを支える犯罪グループのNO.2的な存在であるクリスを好演していました!
クリスの血気盛んな性格、犯罪者だけどスゲぇいい奴っぷりが出てましたね!
そんなカッコ良かったヴァル・キルマーだけど、最近はこんな感じらしいです↓
美男子というイメージだったヴァル・キルマーだけど、だいぶふっくらとなりましたね!
今は元に戻ったのかな?
気になるところです!
脇役で出演している幼き日のナタリー・ポートマンも、世話のかかる可愛らしい少女を好演!
んで、ヴィンセント警部の妻役のダイアン・ヴェノーラっていう女優が印象に残っていて、実は彼女は1996年製作の『ロミオ+ジュリエット』でジュリエットの母親グロリア・キャピュレットを演じていたことを今知り、なんか感動!
(『ロミオ+ジュリエット』でのダイアンは仮装好き!)
ジョン・ボイト『ワシもおるぞ!アンジェリーナ、元気にしておるか?』
社会の悪である犯罪者にも、彼らを捕まえる側である正義の警察官にもそれぞれのプライベートな事情があって、その複雑なストーリーを演技力豊かな俳優陣が見事に演じています!
映画『ヒート』は充実した人間ドラマなのです!
そして、この映画の見所はもう一つ、それは映画史上最高の銃撃戦です!
のちにベン・アフレックが監督した作品『ザ・タウン』でマネ、いや、参考にするほど、記憶に残る銃撃戦なのです!
(『ザ・タウン』は犯罪グループがお面をつけたり、ど派手な銃撃戦があったりと、とても『ヒート』に似ている作品なのであります!)
とにかく『ヒート』の銃撃戦は凄いです!
真昼間のロサンゼルスのど真ん中で銃撃戦があるんだけど、迫力・臨場感がハンパないっす!
んで、なんでこんな大迫力の臨場感が出せるのかを調べたところ、どうやら『音』のようです!
つまり、さすがに映画の撮影とは言っても街中で本物の銃は使えないので、本物の銃声を別で録音し、映像に当てはめたようですね!
『ヒート』の監督、マイケル・マンの作品では、よくナマの銃声を使うので、かなりの臨場感が出ています!
見事な演出です!
しかも、マイケル・マン監督は出演した俳優たちに実弾入りの銃で射撃練習させるほど、リアリティを追求したようです!
その成果もあって、かなりリアルで臨場感のある大迫力な銃撃戦に仕上がっています!
僕にとっては忘れることができない最高の銃撃戦なので、まだ観ていない方はぜひ"体感"してくださいね!
そんなわけで、ご紹介した犯罪サスペンス『ヒート』
人間ドラマあり、ゾクゾクするサスペンスあり、大迫力の銃撃戦ありの、非常に完成された作品です!
ぜひ、ご覧くださいね!
それじゃあ、また次回お会いしましょう!
さいなら~!
おしまい
『映画の話はおしま~い!』
オマケ
こないだ、渋谷にあるカレーショップ『スパイスガーデン』で食べたチキンカレーが激ウマでした!
(店前)
(店内)
(チキンカレー。激ヤバ!)
インドから来たっぽい人たちが作る濃厚なカレーと、ふっくらなナンが絶妙なのです!
やっぱり、カレーとナンは本場の人が作るモノに限りますね~!
オススメのお店なので、ぜひお立ち寄りください!
(ステマではありません!)
スパイスガーデン 渋谷店
住所 東京都渋谷区円山町28-4 大場ビルB館 1F
TEL 03-3770-0177
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