ぼやける気球のなぞ | 思考の整理日記 - アメブロ時代

ぼやける気球のなぞ

昨日、友人二人と晩御飯を食べていた時に出た話題から。


ふとしたきっかけから視力検査の話になりました。

視力検査と言えば、あの「C」の記号。
あの記号って本当に視力をちゃんと測れているのかという話から始まり、日頃(?)からたまっていた視力検査の疑問をここぞとばかりに吐き出す三人。

で、あれだけ疑問が一気に出てたのに、気になったままでは気持ち悪いので調べてみました。


まず、あのCの記号はランドルト環という立派な名前がありました。
1909年、イタリアで開催された国際眼科学会で制定された国際規格であり、世界共通の視力検査用の記号だそうで。
ちなみに、ランドルト(Edmund Landolt)は、19世紀後半から20世紀初頭のフランスの眼科医。


次に疑問だったのが、コンタクトレンズを買いに行った時にほぼ必ず行なわれる、「大草原に浮かぶ気球とその脇にひっそりと立つ家の図」を見させられる検査。
(コンタクトを使用していない方にはもしかしたら知らないことかもしれない旨、お許しを)

簡単に説明すると、
両目で機械の中を覗くと「大草原に~の図」が見え、始めは全体がぼやけているものの、眼科医が何らかの操作をするとあら不思議、ピントが合ってきれいに見えるのもつかの間、再びぼやけ、“はい結構です”と言われる謎の検査
です。

三人ともあの検査は一体なんぞや、というわけで、ネットのすごいところはこんなしょうもない疑問にも答えてくれるページがちゃんとあることです。

それによると目の度数(近視・遠視・乱視など)を測定しているのだとか。

あの機械は瞳孔部分をモニターで見ているようで、眼科医に逆らって目をキョロキョロなどしようものなら、度数は正確に測れないようです。
また、気球ではなく脇の家を見るなどというアンチっぷりを発揮しても、正確な測定ができないのだとか。
なお、被験者に「これ見ますか?」などとする自覚的検査ではなく、この気球は他角的検査なので、これから目の度数を測ります、などと言われないのかもしれません。たぶん。



二年後の2009年、
Cの記号が誕生して100thアニバーサリーを迎えるにあたり、そろそろこのへんで新しい視力検査法の登場を期待したいものです。