ライム病やいろいろな難病と日々闘っているみなさん、

 

毎日病人のお世話で大変なご家族のみなさん、

 

こんばんは星空流れ星キラキラ

 

 

 

今日は、ここ最近の我が家で起きている、

 

精神面の闘病について書いてみたいと思います。

 

 

カメ      カメ      カメ      カメ      カメ      カメ

 

 

ある日のこと、

 

あと数日で20回目の誕生日を迎えようとしている娘が

 

夕食が終わってもなかなか食卓を離れず、

 

突然ポロポロと涙を流し始めた。

 

頬は紅潮しているけれど、感情の波は穏やかで

 

鉛のような重い涙だった。

 

「あともう少しで20歳になるのに、私には年齢相応のやりたい事ができない。

 

14歳から今までずっと耐えがたい痛みをこらえながら、

 

毎日できることを一生懸命やってきたのに、

 

いまだに強い疲労感があったり、疲れていても眠れない睡眠障害で、

 

やっと眠りにつくのは明け方で、目が覚めるのは夕方なんて・・・

 

毎日毎日、20歳の子が普通にすることは、何も出来ずに終わっちゃうよね。

 

あんなに楽しみにしていた高校も行けなかった。

 

小さい時からやりたかった大学での勉強も追いつかない。

 

友だちにだって、みんな忙しいから私は置いてきぼりだしね。

 

ねぇママ、6年間もこんなに頑張って治らないのなら、一体いつ治ると思う?

 

本当に治る日なんて来ると思う?

 

こんな風に半分死んでるみたいに生きているなら

 

死んだ方がマシだと思う。 もうこれ以上生きていたくないの。

 

・・・・ママ、ごめんね、こんなこと言って。

 

ママだって毎日辛いよね。 私のせいで自分のやりたい事は何もできないし。」

 

そう言って、あとからあとからボロボロと娘の頬を涙がつたう。

 

 

 

あぁ、毎日頑張って平静を装っていても、気持ちはこんなに傷ついていたんだな。

 

大事に育ててきた一人娘が、20歳の誕生日を迎えるのがこんなに辛いなんて、

 

いったい周囲の誰がわかってくれるんだろう?

 

 

 

私は、娘の突然の涙に、戸惑いながらも考えた。

 

気休めにしかならない慰めは、すでに効果がないように思えた。

 

娘に回復の希望を取り戻させるには、どうすればいいのか?

 

私はゆっくり話し始めた。

 

 

「そうね、辛いよね。 あなたの言う通りだと思うよ。

 

この間までせっかく上手くいきかけていた不眠の治療が、途中でいきなりダメになったり、

 

新しい症状は頭部だけに心配だし、6年間こんなことの連続だもんね。

 

それなのに毎日一生懸命頑張って明るくしていて、

 

言わなかったけど、いつも心の中で感心していたわよ。

 

あんなに痛くて唸りながらも勉強して、自力で高校卒業資格も取って、

 

将来、大学で好きな勉強をするのをずっと楽しみにしてきたんだもんね。

 

将来への夢をつなげるために、必死で努力してたけど、疲れちゃったんだよね。

 

誰だってこんなに頑張れば、ヘトヘトになっちゃうのが当たり前よ。」

 

 

私がそう言うと、娘の涙腺は崩壊した。

 

しゃくりあげて鼻水をすすりながら激しく泣けば、

 

少しは胸の内の辛さを、外に発散できるだろうか・・・

 

私が20歳の頃と言えば、健康がゆえに楽しい学生生活を送っていたけれど、

 

はたして学力は、今の娘の半分もあったか疑問。 ガーン

 

今、目の前で泣いている我が子と比べると、あの頃の自分はいい加減に生きていたなぁ。

 

そう思うと、娘が愛おしくて、そしてかわいそうでたまらない。

 

 

 

「治るか治らないか、見当がつかないまま努力するのは辛いよね?

 

だったら、あとどのくらいなら頑張れると思う? 2年くらい? 5年?」

 

 

私がそう聞くと、娘は

 

 

「そうだな~、4年くらいなら頑張れるかな。」と言う。

 

 

「4年は長くて疲れちゃうから、3年でいいわ。 

 

あと3年、死に物狂いで頑張ってみてよ? ママも一生懸命協力する。

 

それでダメな時は、死にたいって言ってもママは止めないから。

 

あなたの頑張りを見届けて、自由にさせてあげたい。

 

だって、治らないまま長い間生きている方が辛いだろうから。

 

苦しみの中で一番つらいのは、出口が見えないことだと思うの。

 

誰だって無期限で馬車馬のように走れないよね。

 

でもあと3年だけ頑張ろうって決めれば、ちょっとは気が楽にならない?」

 

 

私がそう言うと、娘は、

 

 

「ママ、わかってくれてありがとう。(涙)

 

期限付きの方が、やる気が起きる感じがするよ。

 

毎日ダラダラと不安なまま生きるより、集中するし、充実しそう。

 

私、もうちょっと頑張れると思う。」

 

 

 

対話は成功、期限はあと3年・・・

 

こんな話をしている母娘って、世界に何組あるんだろう?

 

でも、もしここで《出口》の期限を設定しなければ、

 

娘が思い詰めて人生をあきらめてしまう時期は、もっと早くなるのかも知れない。

 

 

 

そう決めてから約ひと月が経過した。

 

娘も私も、以前より気持ちが軽く、そして前向きになった。

 

外出しづらい2021・コロナ年の娘の誕生日は、

 

家で彼女の好物を料理し、家族のみで祝った。

 

誕生日プレゼントの一つに、

 

Zoomで1時間のサイキック・リーディング、というのを入れた。

 

その予約日は来週やってくる。

 

結構人気な超能力者のようなので、期待しちょりますでー。ニヒヒ

 

「あら、あなた、大変な病気に罹っていますね? 

 

でも近いうちに身体に合う治療法が見つかって治りますよ。」

 

なんて、霊視してくれるといいんだけどな。ウシシ

 

 

 

 

3年経っても治らなかったら・・・、それはその時考えます。

 

今はとにかく娘が立ち直り、

 

病気と戦う気力が戻ったことに感謝です。お願い