レンジで遊んできました。持ち出したのはラムのアイアン、ジーンリトラーモデル。ラム独特のデザインは、VIPのようなマッスルバックで、その部分がへこんでいて、気持ち周辺重量。いつもネタにするプロクラシックリミテッド、いわゆるサークルラムが当時の手作り高級品で、このフォルムだった。

再び語りますが、当時はメディアで見かけるだけで、アメ横なんかじゃ見ることがなかった。確か60万弱していたと思います。一日一セットしか生産できないというふれ込みで、高級品ばかりを扱う代理店が輸入していた。それがこの趣味のきっかけとなったのは、不安がありつつも中古のネット流通が始まった頃で、今では絶対に手を出さない価値で落札したのですが、しつこくラウンドに持ち出して野芝のフェアウェイでターフをバラバラにすっ飛んだものです。これを正しく扱うには早いヘッドスピードが必要で打ち込む事なんて思いこんでいたもんですから、まだまだ若かった頃の話で、力感溢れるスタイルを常としていたものです。

同伴競技者やキャディーさんにも指摘されつつ、上りの3ホールぐらいでほとほと疲れて力感が抜ければ、いい球がやっと出るなんてことを繰り返したもの。薄いソールにコンパクトなブレードで打点に当たるなら、そりゃたまらん手応え。んで、この趣味にのめり込んでみるなら、ほぼ同じバックデザインでびみょ～に違ういろんなモデルに出会ったのです。

一つはTWカスタムグラインドとして、トムワトソンのネームが冠されたモデル。もうひとつはアメリカの女子に使うプロが多かったようですが、ツアーグラインドというモデル。これらは一般的な価格で流通していましたが、その数があったことで、幸いにも手にさせていただいております。ブログ主程度ではサークルラムと他のモデルの違いなんて分かるもんじゃなかった。ブランドには別のコンセプトを織り込んだ似た様なモデルがありますが、このジーンリトラーのモデルを見るまでは、他にもあったという事は知らなかった。まぁグリップを変えたり、シャフトを観察したり、詳しくは手にしたときのネタにありますが、久しぶりに持ち出したら全然当たらん。

先に言い訳をしておくと、左の肩はまだ四十肩だし、しかし右のテニス肘は回復した。左ひざは半月板損傷の後遺症もあって、日によって膝の使い方に不自由がある。色々合わせてなんとなくかばって生活していたら歩き方も変わったようで、足の親指は巻き爪になり、ある日一日外で過ごし痛い思いをして帰ってきたら、親指周辺が血だらけになっていた。巻いた爪が肉に食い込んでいたのですな。加えて外反母趾のような膨らみも出てきた。若い頃なら夏にはまたずれができた歩き方でしたが、最近は歩いていても膝がこすれない。それだけ齢を経て歩き方も変わったんでしょうね。それでもスチールシャフトにこだわるのがブログ主スタイル。ならばそんな体の変化でこの日は打てなかったのか。親父が昔、足に痛みを感じて主治医の街医者に行ったのですが、痛風だと診断された。しかし絶対に認めなかったのは親父世代には痛風が贅沢病だという認識があったかららしい。

ってんで、その血筋はこの不調を齢のせいだとは絶対に認めません。ゆえに球数を要して何とか打感の良い球を出してみた。やっぱり打ち方の問題だったのですが、一緒に持ち出したのはシリアル番号の入っていないサークルラム。これはプロクラシックリミテッドとは別物のようですが、そんな工夫が全く通じなかった。こんなのがおもろい。なんとか打ちこなして見ようとしたのですが、この日のレンジでは無理。次の機会へ送ります。

へたっぴぃ