いつだったか、朝起きたらキッチンが水浸しってなことがあった。それも一度ならずも二度あって、一つは浄水器の水栓パッキンの劣化だった。一時は落下式のポット浄水器を使いましたが、フィルターが切れて以来水道水をそのまま飲用している。

世界でも高品質を誇る日本の上水道でも、いつからか浄水器をつけるのが当然となり、巷のOLや若者は何の躊躇もなくコンビニでミネラルウォーターを買う。欧州にいた頃は上水が硬水で飲料にはカルシウムが多くて向かないとされ、白米を炊くにも明らかに味が違った。ゆえに落下式の浄水ポットを常備し2リッターの水を半ダース買うのが日常でした。今のお家はキッチンはビルトインの浄水器をセットしましたが、フィルターは洗う事で再利用できる。出が悪くなって取り出して洗ってみるなら、錆がすごかった。でもま、これから先もそれほど長くもないだろうってんで、気にすることなく水道水を飲んでいます。

いずれにしろ人生の半分以上は水道水を飲んでいたわけですから、今更ってもん。もう一つは冷蔵庫がいかれた時。朝起きたら自動製氷機の水があふれて漏れていた。これも引っ越し前からの大きな冷蔵庫で、これを入れ替えた時も小ネタにしました。ってんで、これが今回ネタですが、この冷蔵庫を入れ替えて新品を運び入れる導線確保のため、それまで空いた場所に構わず立てかけていたクラブを整理してどけてみたのです。ちょうどよい凹みになっていたのが、二階の洗面台。ここは来客の時しか使う事もなく、長らくニャンコ連の夏のベッドになっていたのですが、この凹みに送られてきた段ボールを80センチほどの高さに切って保管の筒代わりにし、すきなく詰め込んでみた。

数本まとめて縛っておけば自立するものですが、この凹みにぴったりと収めておくなら、多少の地震にもびくともしない保管場所となった。当初はニャンコが遊び場を侵食されたってんで、文句言われましたが、今ではこの高さを悠々と飛び越えて、流しのボールに丸くなっている。

本来なら、冷蔵庫が入れ替われば元に戻すつもりだったのですが、まぁ、おじさんの一人所帯はこんなもの。同じく、こんなものってぇのが、3セットを一つのキャディーバックに詰め込んである数本。これが二階の廊下の隅に並んでいるのです。この先にある扉は引き戸で、これがいる限り部屋に入れません。いわゆる開かずの間になってしまってから結構な時間が経っているは四畳半の和室。ブログ主的には畳みの習慣が無いので、ここは客間的なお部屋。ただし、ニャンコが散らかし放題で、山ほどのクラブに足の踏み場もない我が家へ誰かが泊りで訪ねてくるなんてぇのはない。

つまり、この状態でも何の不自由もなく、冷蔵庫の入れ替え以降、戻ることなくそのまま状態。姪が小さい頃は妹が関西からディズニーへ行きたいからと泊りに来たことがありましたが、姪の一家はニャンコの毛が苦手。最後に来たときは数日間の滞在期間の内初めのうちは懸命に掃除機をかけていましたが、これは無理だと悟ってから、この四畳半の部屋を徹底的に掃除してそこから出てこなくなった。今や姪も社会人の勤め人ですから、十年単位で前の話ですね。どんな家庭でもあるあるでしょうが、誰かが訪問するってぇと、いつもに増して掃除をしたり片づけたりするもの。

我が家にはそんな予定もないわけで、目につくところに何があるってぇのを把握しておくのが大事。加えて玄関にはすぐにでも持ち出せる軍がずらっと出番に控えております。これが居心地の良い我が家ですが、決して真似はされない様、アドバイスいたします。

導線確保から