お仕事に出かける電車では、時間によって先頭車両が女性専用車両になっております。ホームの足元にも時間帯と女性専用車両ってぇのがしっかりと表示されている。アナウンスも伴うわけで、間違う男子はいないと思うのですが、今時のながらスマホ族には鋭い視線を浴びても足元の表示も目に入らず、車内に流れるアナウンスも聞こえないのが普通らしい。

スマホ族じゃなくても駅の階段には上り下りとうるさいほどに表示されているのに、意識的に無視する中間管理職世代、いや、管理職にはなれない壮年が空いている逆行階段を歩行する。これがドラレコに残る逆走事件の始まり。空いている方を走って何が悪い。ルールにのっとって階段を歩くものとしっかりと目線を合わせても、違反者は堂々と突進してくるのが最近のマナー。ついでに言うなら、ながらスマホ族のふらふら歩きや、突然停止は今や若者に限った事ではない。まるで貧乏ゆすりのように指先を振動させてゲームに興じ、乗降客の邪魔になる位置に居座って全く動かないのは、やっぱり管理職になれない壮年が多くなった。

マネジメントには欠かせない状況の把握や正しい判断という能力が大きく欠如している。もっと言うなら、ブログ主世代にとっては屋根の下でパーカーのフードを被る人間には近寄りがたい。周囲から意図的に顔を隠し、ひたすら社会から隠れる人生を送るものという印象だった。ところが現代ではファッションとして認められ、足首はアンクルソックスで丸出しなのに首元だけは寒くてたまらんらしい。暖房のきいている電車でもフードを被ったままという輩にブログ主世代に近い連中が増えてきた。

これが雑踏の中を歩き始めると視野狭窄の極み。つまりAKBの卒業ソング、歩行するにも前しか見えねぇない。周囲の流れに逆らい左右の後ろから近づく人波の邪魔。邪魔というのは邪悪な魔物、既に人間ではない。なぁんて日ごろの鬱憤を愚痴ってみました。ってんで、タイトルにある通り、ご婦人専用ってぇクラブのお話です。周辺では普通の事として楽しまれていますが、ブログ主が現役の頃も秘かにレディースを使うものもいた。ただし、色がちょいと地味なものに限っていた。

結果は目覚ましいものではなく、しかし同世代として考えに考え抜いた結果の事。今はどうしてますかねぇ。ってぇ事で、ブログ主の手元には1セットだけレディースのアイアンがある。マクレガーのルイスサッグス、ST1という1961年頃のモデル。もともと二鉄のあるマクレガーとして手に入れてみたものですが、ゆくゆくはシャフトを挿し替えて楽しもうと思っていたのです。ところが、そのスチールシャフトは異様に細く、知識のなかった頃のブログ主が振り回して見るとダイジョブかいなってぇくらいシャフトがたわんだ。

でもバランスもしっかりあるし、かなり重い。それまで楽しんでいた死ぬほど硬いスチールシャフトと言われた他のマクレガーと同じように振ってみたら、ヘッドが遅れてくるのが視覚的にも分かる程。こりゃ違うかとグリップを意識的に止めてみたら、おいおい、どこいくねんってぇ位ヘッドが勝手に走ったのです。これがレディーススペックの基本ですかね。

ある時姪に頼まれていくらか指導をするのにこれを振らせたことがある。見てみるなら横振りになっていて、もうちょい縦に振ってみいなとこれを渡したのです。重いクラブになると横振りでは重くて振れないわけだ。んで、後ろじゃなくて上にあげてみぃと振らせたらポンポンといい当たりをしたのです。グリップを変えるから置いて行けと言われましたが、このオリジナルの白グリップはカサカサではありますが大事にしたいと思っております。60年前から白グリップってあったんですよ。