以前から興味があったが、夜のみの営業で日曜休みなので、少し敬遠していた店に行ってきた。場所は伊勢崎と本庄の中間点に近く探して行かないと偶然には見つからないロケーションである。基本的におつまみ数品と握り寿司のコース設定であるが、評価としてはこれから美味しくなる可能性が高い店だと感じた。数品(6から8品)でるおつまみは、評価できるが、酒のつまみの意味合いが大きい。私は酒は大好きだが、郊外の店舗に一人で向かったので今回は飲酒しなかった。酒飲み用と、飲まない人用のおつまみのバリエーションがあれば完成度は増す。握りは、それぞれよく工夫してある。最初にスミイカが出たのだが、惜しいかな包丁目の入れすぎであった。イカに包丁目を沢山入れるのは博多の寿司屋の定番の仕事であるが、入れすぎるとイカの食感も失う事になりかねない。素材に合わせた加工が出来るまでは、若干の時間を要しそうである。もう一つは握りがやや甘(緩い)く箸でつまむと崩れやすい事である。握りの硬さを完璧に取得するにはもう少し時間が掛かりそうである。また、ネタに塗る煮切りの量も多めである。これだと、ネタの味ではなく、全て煮切りの味になってしまう。また、握りが終盤になると酢飯の乾燥が気になり、触感が変わってしまう事も気になる。お櫃の、乾燥防止策は各店舗工夫を凝らしているので、参考にする店は沢山あると思う。握りは、厚みや硬さ、形状の違うネタを単一の酢飯と瞬間的に合わせる事に、技術の妙がある。合わせやすいように、ネタの性状を変化させるのではなく、技術で合わせることに集中すべきである。
しかし、予算の割にはネタの質、数は評価出来、飲みながらなら、また別の評価になったかも知れない。少し間をおいて再訪したい店だと感じた。