夫は、普段は穏やかだし、家事や育児をめちゃくちゃちゃんとしてくれます。
仕事が忙しくてすごく疲れているときでも、私も育児で疲れていることを分かってくれているので、家にいるときは最低限の休養だけしてあとの時間は息子をみていてくれるので、私はしっかり休めます。
だがしかし!!
裏では、ギャンブル依存で嘘をつきまくって家計のお金を使い込んでいるうえに、とがめると逆上してモラハラ発言の連発なので、普段の善行が霞みます。というか、ふっ飛びます。親なんだから育児をがっつりするのは当たり前だしっていう気持ちにもなります。
わたしは、そんな夫の愚痴を友達や実母に言いまくっているのですが、友達は大いに共感してくれる一方、母は「そうな感じなんやなあ。夫くんも内心は悪いことしとると思っとるやろけどなあ」と、中立の立場で、夫のフォローさえします。
息子の生活がかかっているので、安易に離婚するのはやめたほうがいいと考えてるからだと思いますが、それにしても、夫のひどい言動を知っても私の愚痴に少しも賛同せず、夫婦仲に口出しもしないのはすごいなあ、ドッシリ構えてるなあと思っています。
そんな母は、事あるごとに、「夫くんの良いところはどこなん」と私に聞いてきます。たぶん私に夫の長所を再認識させたくて聞いてるんだと思いますが、私の返事は「長所もモラハラでふっ飛んでる」。
そんなある日、母が、夫の長所を自分なりに何とか絞り出して褒めようとしたらしく、困ったような笑顔で「夫くんって……、スタイルは良いよな」と言い出し、笑っちゃいました
スタイルしか褒めるところがないって、褒め言葉じゃなくて痛烈なダメ出しやし
(ちなみに夫のスタイルは細身で、悪くはないけど普通です)
そして最近になって、夫の深刻なギャンブル依存が判明し、本人が開き直りまくっていることを母に言うと、今度は、にこやかに「夫くんって……息子ちゃん(1歳半。母にとっては孫)の兄弟みたいやな」と。
確かにーーー!!!
夫はいい年のおっさんですが、精神年齢的には子供、それも10代でもなく、息子と2、3歳くらいしか違わない幼児のような感じです。
(息子は最近おじぎで「ごめんなさい」することを覚えたので、悪いことをしても謝れない夫のほうは息子の兄でさえなく弟分という感じ)
夫と関わっているとモラルのなさに辟易するばかりですが、母のこういうユーモアには救われました。
夫への怒りは収まりませんが、それはさておき「しょうもない人やからほっとこ」と自分の人生に集中できるようになってきてます。