さくらとひなたと好きなことと
さくらとひなたと好きなことと
私の父方の祖父母は我が家の隣に家があって、庭でつながっています
歩いても30秒もかからず隣に行けるくらいの距離です(笑)
おじいちゃんは植木職人というのをやっていて、庭の植木の手入れだったりそれの売買だったり、お客さんのところの庭の手入れをしに行ったりしてました
植木の手入れって結構力仕事らしくて、
ハシゴのてっぺんまでいって手入れしてて
そんなことしてたからそりゃ筋肉はすごかった
え、その年齢でその筋肉???!
って、驚いてしまうくらいにすごい身体で、
ああ、この人は90歳くらいまできっと生きてるんだろうなあって
でも、
ある日突然、おじいちゃんはボケ始めてしまって、
自分はさっきまで何をしてたのか、とか
さっきご飯食べたばっかりなのに、ご飯はまだか?!とか言って、ばばを困らせたりと
あんなに元気だったのに突然どうして?と、とても困惑しました
最終的に、私の顔、名前、もはや存在すら思い出してもらえなくなってしまいました
私だけではなく、私の弟のことも、自分の息子の奥さんのことも(私の母)、思い出せなくなってしまいました
それでも、
奥さんのことは覚えていました
やっぱりすごいなあって
愛の力かなあなんて考えさせられました
ばばへの負担も大きいからということで、おじいちゃんは施設へ
ばばは定期的におじいちゃんの様子を見に行ってて
全くほんとバカなんだからねえ!とかいいつつも
今日はこんな様子だったんだよー、
話したら笑ってくれたんだー、
なんて話を嬉しそうに私にしてくれました
そんなおじいちゃんが、
昨日
白い服を纏って
おばあちゃんの家へ
帰ってきました
おばあちゃんはとても強がりな人で
絶対に辛いはずなのに
私たちの前では泣くのを我慢していました
でもやっぱり、
今日(亡くなった翌日)会いに行こうと思ってたんだよ
あともう少し私のことを待ってくれててもよかったのにねえ
ほんと突然すぎるよ
と、いつもは弱音だってはかないおばあちゃんの、初めての弱音を聞きました
おじいちゃん
ばばのこと一人にして何してるのよ
ちゃんとそっちでばばのこと待っててよね
2人でいるときはいっつも喧嘩ばっかで
お互いに罵りあったりとかばっかりだったけど
なんだかんだいってお互いに愛し合っていたんだよね
素敵な夫婦でした
今でも実感わかなくて
つい昨日まで、ハシゴにのぼって植木のお手入れをしていたような光景が目に浮かびます
笑わせてくれてありがとう
生きててくれてありがとう
愛してくれてありがとう
また会おうね
ゆっくり休んでください
おやすみなさい
