すごいすごい!

銀メダルおめでとうございます!!






…なんて言うのかしら

すごく嬉しいし
そしてちょっぴりスッキリした気持ちです。





ザマーミロ!!!





…みたいな?



とはいえですね


ワタクシ常々

「ザマーミロ」(様を見ろ)

とは果たして
何に対して吠える言葉なんだろうと考えておりまして。

罵詈雑言にもいろいろあれど
この言葉、個人的には好きじゃないんですよね。


何かしら腹立たしいことがあった後に

「そら見たことか」

という自分にとってのスカッと展開となったところで

私の中からまず出てこない言葉ではある。

今回だって実際

「誰に」「何に」対してそう思ったのか

我ながらハッキリとは分からないんですけど

つらつら考えるに

全日本からこっち
ずっと持ち越されて来たモヤモヤとか

関西で四大陸選手権のテレビ放送がないことだとか←この恨みは深いですよ関テレさん…

そんなこんな諸々全てをひっくるめた挙げ句の
ほとばしりのように思われ(笑)


RDでの転倒には一瞬ヒヤッとしたものの

見た感じ

(動画で見ることが出来ました。フンだ関テレめ。ネット万歳こんなだから今時のテレビはダメだと言われ以下自主規制)

2人とも転倒してしまった全日本に比べたら

見た目のインパクトも
点数にもダメージが少ないし

大舞台での転倒は既に経験してるから

すぐに立ち直ってその後の演技には全く影響がなさそうでした。

どんなことでも経験ですね。

そりゃまあ失敗はない方がいいのかもしれないけれど

成功よりも失敗からより多く学ぶのは事実。


そして何よりの驚きは

この2人が組んでからまだ2シーズン目ということ。






コロナや怪我等で様々な障害があったのを考えれば 

土台の身体作りから
2人の呼吸を合わせることから

何もかもを
かなりな急ピッチで進めて来たはず。

それでこの進化。

きっと、多くの人は予想してなかったのでは(日本スケ連含め)

改めて高橋大輔という人の無限のポテンシャルを感じます。

そこに食らいつき、パートナーのサポートもし、自らも急成長しているかなちゃんのスキルもやはり高い。

これだけの選手であっても

シングルではあまり芽が出なかったのだから

ペアやアイスダンスの重要性を感じますね。

ただ
フィギュアって
カテゴリーごとのメダル振り分けみたいなものがある気がして…

少なくともシングルが強い日本の場合

連盟が本気で
ペアやアイスダンスを強化する気があるのかと
不安になったりしなくもないんですけど

(これまでシングルに比べればおそらく

まったりやってきただろうぶんね)

デーリンが会見で言ったように

「結果を残すことによって注目してもらえる」

部分はやはり大きく、影響は計り知れない。

注目されるっていろんな面があって

観る人に興味を持ってもらえる代わりに

組織やら団体が曖昧にやって来た適当な部分にも…人目が集まるようになるんですよね。

かなだいを客寄せパンダ、及び広告塔として

都合よく使おうとした向きもあったかもしれませんが

案外とそのへんは諸刃の剣。

彼らの活躍によって
マイナーだったカップル競技に多くの目が向くようになれば

今までと同じようにはいかないことを自覚してほしいものです。

何にしても

今ひとつ不人気だった男子シングルを

ここまでにした
最大の功労者の1人である高橋大輔選手には

シングルで切り開いたと同じ道を

次はアイスダンスで切り開いてほしい気がする。

ダンスは欧米の牙城。
日本人…アジア人には難しいのかもしれないけれど

(日系でもシブタニ兄妹の五輪メダルは快挙でしたが

アメリカ国籍なのでメダルの数はアメリカにカウントされるし)

思い起こせば

昔は男女シングルだって欧米のものだった。

だんだん変わっていったのよね。



でも、彼には

点数順位で評価される競技フィギュアだけでなく
ショー等のエンタメ道だって極めてほしい気持ちもあるので

そのへん悩むところ(笑)

ご本人がやりたいようにやってくれればいいかなと
私なんかは思うんですけど

これを見て 





「うーん…五輪シーズンの四大陸で1位とは19点近く開いてるのかぁ。

やっぱり世界の壁は厚いなあ。

これを縮めるには…」

なんてのを
ド素人が漠然とながらでも考え始めるあたり

欲が出てきたというか、正直2人が組んだ頃には想像してなかったですね。


2018年の四大陸選手権ではナビゲーターやってたのに

2022年には現役アイスダンサーとして銀メダルというのも予想外すぎですし




こんなに喜んでいたクリスが今はもういないなんてことも




本当に…

本当にねえ……

あの頃、誰が想像しただろうか。

気は優しくて力持ち。そんなクリスが好きでしたよ。



いろんな思いを抱きながら

いつだって前に進んでほしいものです。