熱戦続く全日本選手権
女子シングルが終了しました。
結果はこちら。おめでとうございます!
知子ちゃんと坂本ちゃんにミスが目立つという
ちょっと驚く残念な結果になってしまいました。
誰しもそうなんだけど
坂本ちゃんは特に、ジャンプがバシッと決まらないと精彩を欠きますね。
(ところで「マトリックス」といえばジュベを思い出します。
若い坂本ちゃんは「マトリックス」なんて知らないだろうなぁ~
振付師のセンスって微妙に古い)
新女王は紀平さん。
そして新葉ちゃんが復活してきましたよ!
怪我でうまくいかない時期もありましたが頑張りましたよね!
しかし彼女からたまーに感じる身体の硬さは何だろう。
常に思う訳ではないので
硬いというより特定の関節の可動域が広くないってことだろうか?
知らんけど←無責任
フィギュアスケーターはダンサーとは違うから、そこまで身体の柔らかさは必要ないでしょうが。(Dさんしかり)
さてさて
今回一気に私のお気に入りとなったのが
川畑和愛選手。(これでトモエと読ませるのかぁ。最近の名前は難しいな!)
私はしょせん輔オタ。
全日本選手権が初見という選手は多いし
印象に残らなければ以前観ても忘れていたりー(汗)
ジュニア選手とか、どんな有望株でも全然知らないんですよね。
今年は女子ショート、用事しながらゆるく観ていたところ
「美しき青きドナウ」の旋律が聴こえたので
この曲が好きな私は何気なくテレビに目を向けたのです。
そうしたらそこには
柔らかい表情で優雅に舞う選手の姿が。
(大人っぽい佇まいとスタイルの良さに「大学生かな?」なんて思ったけど、まだ高校生だったのね。汗。)
この華やかかつノンキ(笑)な曲にピッタリな滑り。
どこか祝祭感ただようワルツにのせて滑る彼女は
品があり華やかで明るく、つい目が留まってしまい
観ているうちに幸せな気持ちになるという
私が個人的に考えるところの
「フィギュアスケーターかくあるべき」
の姿を体現していました。
師走のせわしなさに疲れたおばちゃんは
珍しく3回ほど見返してしまいましたよホントに珍しい(笑)
ショートめっちゃ気に入ったがために
お名前をすぐ覚え、フリーのプログラムを楽しみに待ちながらも
「正統派美人女優が似た役柄ばかりになりがちなように、彼女も表現の幅は狭くなるのじゃ?」
などと余計な心配もしておりました。←心底おせっかい
そして迎えたフリー。
…うんそうね、悪くない。
というかむしろ上手い。
「美しき青きドナウ」ほど好きではないけど(笑)
ランビ様振り付けの
なかなかに独特なプログラムをうまくこなしていたと思う。
まだまだ成長期、先がどうなるかは分からないけど
楽しみな選手が出て来たなあ!(^o^)
それにしてもジュニア女子、みんな上手~
あ、永井さんはあいかわらず美人さんですね。
十代の選手が活躍する昨今ですが
ウットリするような大人の美女もいなければつまらないわ。(とはいえまだ21歳)
そんなこんなで今夜は運命の男子フリー!
女子のように気楽には観れないけれど
とにかくDさんが怪我なくスッキリと終われますように。
そうそう、Dさんったらまた手から流血したそうですね。
高橋 血染めのSP14位「あと10年若かったら…」 22日フリーがシングル“ラストダンス”
[スポニチ 2019.12.21 05:30 ]
フィギュアスケートの全日本選手権男子ショートプログラム(SP)が20日行われ、今大会を最後にアイスダンスに転向する高橋大輔(33=関大KFSC)は、14位だった。2本のジャンプのミスが響き、65・95点にとどまった。22日のフリーでシングルに別れを告げる。
言葉はいらない。演技後、すぐにリンクに両手をついた高橋の気持ちは会場に伝わった。33歳は疲れたのだ。
「あと10年若かったら、もうちょっとできたかな」
ロック調のリズムに合わせ、男の色気を漂わせながら激しく動き続けた2分40秒。3本の3回転ジャンプはすべてミス。途中からは「足に来てしまった」。それでも、一時代を築いた人気は不変。最初から最後まで手拍子が響いた。右手薬指からは出血もしていた。「なんで切れたんだろう」。無我夢中で「最後のSP」を滑った。
突然の発表は9月だった。過去5回優勝し、昨年5季ぶりに現役復帰して2位に入ったこの全日本選手権で一区切り付け、アイスダンスに転向することを表明した。村元哉中とコンビを組み、「22年北京五輪出場」を目標に掲げた。
10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得し、女子優勢だった日本の男子フィギュア界をけん引した男は、自分の土俵と、新しい世界への興味との間で、心が揺れ動いた。
「そっちに気持ちは向いているけど、これをやり切らないといけない。集中するのに時間がかかった」
調整にも手間取った。11月の西日本選手権を左足首の負傷で欠場した。スケート靴のメーカーを替えること2度。SPの激しい振り付けが「体にけっこう来た」と肩も痛めた。
年齢と戦いながら、今季の実戦ゼロでこの舞台に立った。65・95点で14位。「今日に限っては残せたものはなかった。フリーで挽回できれば」。22日が本当に最後。演技で、言葉で、人を引きつけるフィギュア界の太陽には、ハッピーエンドがふさわしい。
2013年全日本での流血は悲壮感ハンパなく、こちらまで血の涙が出そうでしたが
(いやもう大げさではなく)
今年は気づかなかったわ。
赤いリストバンド???(何と呼ぶのか知らないオサレアイテム)つけてたせいかな?
…それにしても何ですな
またしても流血とは。何とも暗示的な出来事に自分には思われ。
(ゲーテ書くところのメフィストフェレスによれば、「血は特別な液体」だそうですから)
何かにすがるような…祈るような
必死な気持ちで出場していた2013年全日本選手権。
私は当日現地にいて
ホテルに戻ってから
このポンコツブログに
血の贖い
という厨二感あふれるタイトルの記事を書いたものです。
氷に落ちた満身創痍の彼の血は啓示的で
何らかの…約束された栄光への「しるし」のように私には思えた。
当時は単純に、オリンピックのメダルだろうかと考えたものですが……
今にして思えば
そうした分かりやすい種類のものではなかったのではないだろうかと。
あれから6年。
見てくださいスケートの神様。
何年もかかって苦しみと迷いの暗闇を抜け
高橋大輔はスケートに人生を捧げる決意をしたんですよ。
そんな彼の血が、再び氷に落とされました。
ファンタジーものとかだと
ここで血の契約が履行されるところですがどうでしょうネ?
まあね、ここで契約を完了するにはまだまだまだまだ早いし
もっとずっと大きなことを成し遂げるに当たって運を使い果たすのはもったいないので←貧乏性
そんなに大きな奇跡はいらないから
契約が成立したという
ほんのちょっとした合図くらい
いただいてもバチは当たらないんじゃないでしょうか?
ねぇ神様ってばー。←馴れ馴れしい
(ハッピーエンドの似合う男)
あとはもう祈るのみ。