気づけば4月も半ば。(私こんなことばっか言ってるわね)
新入生や新社会人が初々しいオーラを振り撒いているこの季節
全く初々しさのないテディ妻は
デーリン砂漠にダラダラした日々を送っております。
熊「ブルーインパルス、DVD化してくれないかなぁ~…」
引きかえ
いつも行動的なデーリンは舞台を観に行ったり
d1sk_t 梅棒 『Shuttered Guy』お邪魔させて頂きました!!
今回もめちゃめちゃ楽しんだ!
てか爆笑の連続!!
ほんまに面白かったー!!!!
あーまた見たいo(´д`)oァーゥー
#梅棒 #shutteredguy
(うーん、やっぱりアグレッシブゥゥ!な髪色だわぁー(゚_゚i)
テディ妻、古風な熊ですので慣れるのに時間がかかるやもしれませぬ…)
お料理に凝ってみたり楽しそう。
充実したプライベートを過ごしているようですネ。
あ、いえ、過ごしていますよファンの皆さま!(キッパリ)
それはそうと
テディ妻永遠のライバルM嬢が
桜の写真をアップしていたもので
maoasada2509 2017年4月12日の空🌸
去年の今日は、私が引退会見をした日でした。会見が終わり外に出た時、天気も良く、桜も満開で、新たなスタートを天気も桜も、暖かく送り出してくれている気がしました。あれから一年。新たなスタートは始まっています。新たな挑戦が出来る事に感謝をし、最後まで滑り抜きます!#maotour#浅田真央サンクスツアー
熊「まさかM嬢…うちのデーリンと一緒にお花見したのでわわわわ!!!??」
↑デーリン写真
なんて、つい
2枚の写真を並べ
ためつすがめつ比べてしまいましたが
熊「枝ぶりの違いとか、よくわかんないや…」←観察力ZERO
あ、でも
よく読むとM嬢の写真は昨年4月12日撮影ぶんでしたのね!
じゃ違うか?!良かった!!
などホッとしたり
一見平穏な日常にも
スリルとサスペンスは潜んでいるものでございますわね。
さて
我が地域では桜はすっかり散ってしまい
木々は萌え出たばかりの柔らかな緑に彩られています。
新緑というのは花とはまた違う種類の美しさを持つものですね。
しかし、そんな初々しい緑色も
じきに濃くなり
気温の上昇と共に
暑苦しくさえ目に映るようになってしまう。
花の色はうつろいやすいが新緑も同じ。
何かと
はかない世でございます。
そうそう、はかないといえば
最近読んだ本でちょっと面白かったのがこれ。
モーリス・メーテルリンク
「ペレアスとメリザンド」
「青い鳥」で有名なメーテルリンク。
この本にはメーテル「ラ」ンクと記載されていますが
しょせんカタカナ表記、どちらでもさして変わらないだろうと思いつつ
ビ「シ」ェンコさんとビ「チ」ェンコさんばりにどう呼ぶべきか迷う…
実は私は「ペレアスとメリザンド」といえば
フォーレの曲しか知らなかったため
(「シシリエンヌ」はどなたも一度は耳にしたことあるのでは)
てっきりトリスタン&イゾルデとかランスロット&グウィネヴィア的な
中世騎士物語の流れをくむ小作品かとウッカリ思い込んでいたのに
じっさい本を手に取って初めて
メーテルリンク(1862~1949)が書いたオリジナル戯曲と知りました。
ウッカリにもほどがある(汗)
出版されたのが1892年って…
だいぶ最近やん…
(古い時代の本を好んで読む自分、19世紀あたりだと新しく感じてしまいがち)
中世ぽい城を19世紀も終わりがたに造っちゃった
ルードヴィッヒ2世を思い出す。
テディ妻、かのノイシュバンシュタイン城に一度だけ行ったことがあります。
とても綺麗な山上のお城でした。
また周囲の村が牧歌的でね。湖も美しくて。
(撮影の腕前には触れないでください)
おっと話が逸れたわ。
「ペレアスとメリザンド」に話を戻すと
近年読んだ中で稀に見るフワフワフワフワした
まったくつかみどころのない、夢のようにはかないお伽話でした。
メリザンドはどうも人間ではないらしいのでともかく
人間であるペレアスまで
霞でも食べて生きてるのか、と突っ込まずにいられない現実感のなさ。
二人して生命力が微塵も感じられず
(芥川龍之介の「六の宮の姫君」くらい生命力に乏しい)
ゆえに色めいた雰囲気もほとんどありません。
唯一、官能みたいなものを感じたのは
月と星の輝く夜
メリザンドの部屋の窓の下に立つペレアスに
メリザンドが身を乗り出して手をさしのべるも届かず
ラプンツェルを思わせるメリザンドの長い金髪だけが
外壁をつたい滝のように流れ落ちてゆき
その髪の束にすっぽり包まれてしまったペレアスが、幸福に陶然となるシーン。
…くらいかな。
ちょっぴりクリムトの絵画など彷彿とさせる絵面です。
(時期的に考えればこのお話、クリムトと同じく世紀末芸術の流れなんですかね)
結局その場面をメリザンドの夫に目撃され、やがて悲劇へ至る訳ですが
身の丈より長い金髪であるとか月光であるとか泉であるとか
太陽の光も届かない鬱蒼たる森の中の古城が舞台であるとか
お膳立てがこれでもかというほど大仰で浮き世離れしていて
主人公カップルもこれまた本当に浮き世離れしていて
わずかでも手を触れれば壊れそうな脆さがあり
久しぶりに不思議な本を読んじゃったわ~…
って印象を持ちました。
このたびググって知ったのは
「ペレアスとメリザンド」はドビュッシーがオペラに作り上げており
(音楽に疎い私の独断と偏見ですが、ドビュッシーはこうした話が好きそう)
シベリウスなども曲にしているらしい。
意外と(?)芸術家にインスピレーションを与える題材なのかしら。
現実感は皆無ながらそこが良い。
静かに心に残る、はかなくも美しい物語でした。
美しさの余韻に胸がいっぱいでゴハンも食べられないわ…
ってことにでもなれば
私ももう少し痩せられるはずなんですけど
そうはいかないのが生き物の性。
食を控えるどころか
緑が目に快いこの季節
じゃあ緑色のものを食べてみよう☆って思い立ったので
「銀座アスター」で海老ワンタンの翡翠麺をいただいたのでした。
メリザンドの金の髪ではなく
緑の麺を引きずり出してみるとこんな感じ。
綺麗な翡翠麺に大喜びしちゃう俗物の私。
海老も大好きなので嬉しくなって
調子よくチュルチュルとたいらげましたよ。
たいへん美味しゅうございました!
現実離れした美しさといえば
マイデーリンも負けてはいないと思うわ~
どうこれ
まるで月の光を編み上げたようなたたずまい…
フフフフフ(///∇//)