それではいつも通り感想という名の散文を書いていこうと思います
- 笑わない数学者 (講談社ノベルス)/森 博嗣
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…もうこれ推理物じゃなくてもよくね?
今回は(も?)犯人が使ったトリック極めて単純明快で、何故ここまで引っ張る!?といった感じでしたwそして解決の糸口…電車のすれ違いはわかるけどサンドイッチは無理があるだろうwww犀川先生の頭の中は一体どうなっているんだ…?
前述通り事件の謎は簡単でしたが途中の謎かけは非常に骨のある問題でしたw(7,7,3,3)これらの数字すべてを使って四則演算で【24】を算出する問題、残念ながら解けませんでしたorzそういえばビリヤードの答えは出てないような?多分とけはしたけど
今回の目玉の登場人物はやはり何と言っても天王寺翔蔵博士でしょう。犀川先生との対話シーンは「すべてがFになる」で登場した真賀田四季博士との対話を彷彿とさせます。しかし彼は彼女とはまた毛色の違う天才でした。なんというか…あの人よりも人間臭いというか。人間の最大の弱点は「自己以外に自己の存在を認識させたがること」として侵略(防衛)を行うあたりや、本編でも犀川先生が指摘していましたが我々の立場でものを話していたり、また、頼ってきた息子をかくまったり…まぁ後者は自分で利用するためだったのかもしれませんが。ですが常に自分に正直(欲望に忠実?)な考えで傍から見たら逃げにも見える地下室での生活を静かに送る彼のスタンスには惹かれる物がありました。しかし犀川先生の天才の定義からすると、先生はすでに天才の域に達しているんじゃないだろうか…推理を見てるとそう思えてしまうw
少々不満に思ったのは本編の軸となる殺人事件の真相。犯人の動機やトリックはまぁよかったのですが、犀川先生の推理シーンには疑問を覚えました。逃走する目的だったとはいえ犯人があんな行動に出るのはどうにも納得いきませんでした。また動機の説明は一応語られますが、犯人が直接話すシーンは全くないためそこに不満を覚えました。前巻と同様ですがもうちょっと犯人にスポット当てたげて…
ざっと書きましたが、全体を通して読み終えた感想としては、非常に楽しめる物でした。人を選ぶ小説であるとは感じますが、所々の哲学じみた会話シーンや最後の円の中心の件などはとても逸脱な文だと思います。あのおじいさんはやっぱり天王寺博士だったのかな…それとも片山基生だったのか…最初は話をする女の子は昔の萌絵で回想シーンだったんじゃないかと思ってしまいましたw
さて次に読む本について、このままS&Mシリーズを読んでいきたいと思っています。次の巻は「詩的私的ジャック」ですね。このシリーズはもともと4つの話で終わる予定だったと聞いているので、実質最後を飾る予定だった巻となります。それだけに期待をふくらませておりますwまた図書館に行って取り寄せをお願いしなくては…
それでは今日はこの辺で~ではでは~