心臓・血管>>アテローム動脈硬化 症状 Ⅱ
アテローム動脈硬化により動脈が狭くなればなるほど、
組織はその動脈から十分な量の血液と酸素を受け取ることができなくなり、
症状が現れます。
動脈の狭窄による最初の症状は、
組織が必要とする酸素の量を血流が維持できないときに起こる痛みやけいれんです。
たとえば、運動中に胸痛が起こるのは、
心臓へ供給される酸素が不足しているからです。
また、歩行中に脚がけいれんするのは、
脚に供給される酸素が不足しているからです。
普通、アテロームは動脈をゆっくりと狭めていくので、
症状も徐々に現れます。
しかしときに、
アテロームによって狭くなった動脈に血液のかたまりが詰まるなどして、
動脈の閉塞が突然起こった場合には、
最初の症状も突然起こり、
心臓発作や脳卒中を来します。
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