亡くなった母の尊厳が、
陰でずっと傷つけられていたんだなって分かったら
母を亡くした時くらい、嗚咽して、泣いた。
事実と違うことを、その人の都合のいいように、
捻じ曲げられて、陰で言われていたと思ったら、
悲しくて、母が恋しくなって、
「お母さんのことで、私ってまだこんなに泣くのか」って自分でも驚いた。
母は、納得していなかっただろうし、言いたいこともたくさんあったと思う。
娘の尊厳が、自分の家庭の尊厳が、傷つけられて、悔しい思いもしていたと思う。
でも、私と私の夫のことを思って、言葉を飲み込んで、亡くなっていったんだと思う。
悔しさと、憎しみと、反撃したい気持ちと、
何で母が亡くなって、あんな人が生きているのかって、思ってしまう。
たくさん、勉強してきたのに、そんな自分をダメだと思うけれど、今はその感情を許そうと思う。
でも、ふと、こう思った。
「それだけ、お母さんに大事にされてきたんだ」
「お母さんの愛を受けていたんだ」
そしたら、寂しさや悲しみは少し薄らいだ。
大っ嫌いな夫のお母さんと、
私は、17年という期間、関わらずにその期間をスキップ出来て、良かったと思った。
陰で何と言われようと
私は自分の家族との時間をかき乱されずに
その期間を味わえたのだ。
全てそれで良かったと思えた。
あんな人、人としてサイテーだと思った。
二度と関わりたくない。
でも、この、心にある、
人との繋がりを断ち切ることで
エネルギーが流れない感じは何だろう?
やっぱり夫にとっては、母なのだ。