青空ハイツの小田原さんが退院した。
小田原さんから電話がかかってきて、彼女の真由美ちゃんが元気がないとのこと。
今日暇だからちょっと会いに行ってみようかな・・・
そう思って小田原さんの住む青空ハイツに行って来た。
ほんとだ。真由美ちゃんの元気がない。
・w・
看病疲れなんじゃ・・・
「気が抜けちゃったんじゃない?」
と言うと、
「そうかもしれません・・・気が抜けちゃいました」
話してみると思ったよりその原因は浅いのかなという印象を受けたし、真由美ちゃんはよく話してくれたので安心した。
「ハルさん、ちょっとどこでもいいからどこか連れて行ってもらえませんか。」
「え?小田原さん一人にしちゃって大丈夫なの?」
「全然大丈夫です。ね?ケンちゃん。」
小田原さんを見ると嬉しそうにニコニコしており、
「うん。もしハルちゃんがいいならお願い出来ないかな?僕は出たいんだけど真由美がコロナを気にして全然僕の事連れて外に出たがらなくってさ」
「そうなんだ?まぁ気を遣っちゃうよね・・・でも真由美ちゃんだけが出ても一緒なんじゃ・・・・」
色々話したが、
小田原さん抜きで話したい話もある・・・真由美ちゃんのそんな雰囲気も受け取って、
真由美ちゃんを連れて午前中は真由美ちゃんタイムになった。
33歳とはいえ、今どきの若い子で可愛らしい。
きゅっと結んだ唇は、気が強そうとも、弱い自分を隠すためとも見えた。
ケーキが好きな真由美ちゃんを、ケーキ屋さんへ連れて行ったり、のどかな景色を満喫したりしてリフレッシュ。
帰り際に真由美ちゃんが
「私ケンちゃんとの子供が欲しいんだけど、出来ると思う?ママになりたいなって思う気持ちが諦められない」
と聞いて来た。
専門的な知識は私にはない。
でも看護士をしている友人ならけっこういる。実際のところどうなんだろう・・・
聞いてみなくちゃわからない。
そうかぁ
彼女は小田原さんを支える選択をしながらも、色んなことと葛藤してたんだなぁ。
33歳。
そうだよなぁ。
暫しの沈黙を破ったのは二女のサラだった。
「まゆみちゃんもサラのママになってよ!ママって何人いても楽しそう!ねぇ、い~い?でも誕生日にはちゃんとプレゼントが欲しい」
とふざけたことを言っている・・・
もぉ・・・><
と思ったら、
真由美ちゃんが
「まぁそうよね。サラちゃんもエマちゃんもいるもんね。ママになる練習させてもらおうかな~」
と真由美ちゃんが言っていた。
きっと解決はしていないけど、大人の対応をしてくれたのだと思った。
根深い問題だな・・・
なんかいい方向に解決しますように願うことしかできない。
