美術館でお花見@ダミアンハースト「桜」 | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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引きこもり大好きな私ですが、

3連休のうち1日くらいは外出をしたい。

てことで、こんな個展に行ってきました。


この個展が開催されてる空間は、
美術館とは思えないくらい賑やか。
キャッキャッウフフしてるカップルから、
小さなお子さま連れの方まで色々。
あちらこちらから楽しそうな声が聞こえてくる。

僕は静かに見たかったので
ノイズキャンセリングのヘッドホンをかけたのですが、
周りの人たちの姿を見てそんな自分に違和感を感じる。

桜の絵を背に写真を撮る人たち。
ベビーカーに乗る子どもや、
抱っこの子どもと、
笑顔を交わす親。
おお ここは 花見会場なのか!
と思った。

そう思うと、賑やかさを感じたくなる。
ヘッドホンを外すと地に足がついたというか、
この空間に自分がいることにシックリきた。
一輪挿しは静かに一人で見たくなるけど、
花見は賑やかなほうが面白い。

この個展は、
桜の絵と 見る人と 思わず弾む言葉があることで
完成される場なのだなーと感じる
もしかしてダミアンハーストという人は、
自然に会話と笑顔が生まれる場所作りをしたかった?
なんて想像をしてしまう。

絵本の読みでも、
同じことをしたいと思った。
絵本と 読み手と 子どもが 一緒になって楽しめる読みの場。

こう読まなければいけない
この本のここを伝えなければいけない
どこどこに繋げていかなければいけない
ではない、読み。

その瞬間をただただ楽しむための場。
そんな読み手になりたい。
そんなことを感じました。

この個展とっても面白かったので、
お時間あればぜひ行ってみてください!