バンクシー展に行ってきました | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

先日、こんな展覧会に行ってきました。


もちろん僕はバンクシーさんを知らないが、

「天才か反逆者か」なんてタイトルを見ると

行きたくなってしまう。


バンクシーさんて、なに屋さん?

という僕の疑問に答えたのは、

会場に入ってすぐに掲示されてる

下の文章が全てをと物語ってる。


全てのクズどもが

ちゃんとした道具を手に入れ、

地下から這い出てきて、

この町を破壊するんだ


抑えつけられる声を、

作品を通して叫ぶ。

てことなんじゃないかな。


バンクシー展に行って気づいたんだけど、

僕は随分前からこの人の作品を見ていた。

知らぬうちに見ているくらい、

有名な作品をだしてる。



バンクシーさんは、色んな所の壁に

街の壁よ、

に絵を描く。

(目にしたことのある絵があるのではないなか。)


中には政府や他のアーティストから、

上塗りされて作品を消されてしまう

なんてこともよくあるみたい。

それでも描き続けるって、

凄い情熱だと思った。


絵もね、

見てて面白い。

どんなメッセージがこめられてるのか、

何を描いてるのか、

想像しながら見るのが本当に楽しい。

中には意味不明なものも沢山あるけど、

見れば見るほどバンクシーという人間が

僕にとって身近な人になっていくような

気がしてくる。


バンクシーにとって

言葉を話したり書いたりすることより、

絵を通してメッセージを発信することが

好きだし、

衝動を抑えられなかったのだろうなと

想像した。

これは確か、「バーコード」って作品名。

この絵を見て

確かにバーコードの中には

コッチを食ってかかる凶暴な何かがいるよな

と感じた。

皆さんはこの絵から何を感じましたか?

よければコメントで教えて下さい。


この展覧会で一番印象的だったのは、
コレです。


ディズニーランドじゃなくて、

ディズマランド。


字幕はないけど、

とにかく動画を見てください。

どんなところか分かりますよ。


なぜディズマランドが印象に残ったのか。

あの有名で夢をもたらす

ディズニーランドの対極にあると

いってもいいから、

ではない。


バンクシーはディズマランドを作る時に

ディズニーランドを批判する意図はなかった。

解説にはこう書かれてます。


ディズマランドの動画を見て、

解説を見てハッとした。


バンクシーのような

社会にメッセージを発信する作品は、

対象となるものがあるからこそ生まれている。


あまりにも当たり前のことで、

こんな太黒文字で書くようなことじゃないんだけど、

こう思った時にビックリした。


必要悪ってあるよね

て話ではない。


自分で感じておいてなんだけど、

僕が感じたものに対して

ただただひたすら驚いた。

人間ってすごい。

そう思った。


バンクシーは天才なのか、

反逆者なのか。

展覧会のタイトルにある問いに対し、

来場した人が投票をするシステムがある。

僕は、答えがでなくて投票できなかった。


展覧会に行かれた方は、

どちらに投票されましたか?