それは、某ラジオ番組から録音したもの。カルロ・マリア・ジュリーニ氏指揮ウィーン・フィルのブラームス『交響曲第一番』の音盤。ジュリーニ氏晩年の、1991年の録音らしいです。テンポはおおらかにゆっくり目ですが、噛むほどに慈味の出てくるスルメのような、なかなか面白い演奏。カルロ・マリア・ジュリーニ氏と言えば、チョン・ミョンフン氏の師匠。去年たまたまラジオでミョンフン氏のブラームス一番を聴いたので、その演奏を思い出しつつ、今晩は、ジュリーニ氏とウィーン・フィルのブラームス一番をじっくりたのしく聴いています。