昼休みになにげに映画情報をチェックしていると、池袋駅東口の新文芸坐で、今日は『落語娘』と『歓喜の歌』の落語関連二本立てをやっているらしいとわかり、夕方すぎに仕事が終わると池袋へ急行し、二本まるまる見てきました。終映22時30分。

 どちらの作品にもそれぞれ持ち味があって、一括りに比較評価することは危険かもしれませんが、それでも一応、どちらかに軍配を上げなさいといわれたら、今日は中原俊監督の『落語娘』に軍配をあげたいと思いました。じつは今日は、『歓喜の歌』の方に期待して出かけたのでしたが、『落語娘』のすごさに圧倒されました。そもそも原作がよいのでしょうけれども、すごくよくできた作品でした。よく練られたストーリーも演技達者な役者さんもすばらしかったです。