雑誌『モーストリー・クラシック』2009年5月号をぱらぱらと見ていましたら、124ページに「プレヴィン、N響首席客演指揮者に」の記事。これはひじょうに嬉しい驚きのニュースでした。デュトワ、アシュケナージの後のN響のシェフには、相性のよいプレヴィンをぜひ招聘してくださいと、何年か前のN響アンケートにでかでかと書いた私としては、すごく嬉しくて楽しみです。きっと、私だけでなく、プレヴィン招聘希望の音楽ファンが相当数いたのだろうと思います。


 先日、さゆさんのライブを聴かせて頂いた晩、音楽と文学に非常に造詣の深い音楽プロデューサーの方と話をさせて頂く機会がありました。ベーゼンドルファーとスタインウェイの音色の違いの話、レオニード・コーガンやグリュミオーらヴァイオリニストの奏でる音色の話、会津八一の話、ほかいろいろ興味深いお話を伺いました。で、話の展開から、じつは短歌をかじっています、と話したところ、その方が、もしも君が短歌をこれからもやっていくのだったら、那珂太郎氏の詩集『音楽』をいちどじっくり読んでみるべきと思う、とすすめられました。那珂氏の作品、未読でした。機会を見つけてぜひ読んでみようと思います。