今日新宿で鑑賞した園子温監督の映画『愛のむきだし』は、一言で言ってしまうと「大林宣彦監督へのオマージュ」ではないかと思いました。いや、オマージュそのものでした。クラシック音楽(ベートーヴェン、ラヴェル、サン=サーンスほかの交響作品)が効果的なBGMに使われているところはもちろん、はじめの「A ○○○ MOVIE」のクレジット、『転校生』を彷彿とさせるシーン、『さびしんぼう』を連想させる設定などなど、枚挙にいとまがありません。。。あまり詳しく述べるとネタばらしになってしまうので、この辺でやめておきます。お時間のある方にはご覧になることをおすすめしたいです。素晴らしい傑作でした。4時間がまったく長くありませんでした。