いま、NHKラジオ深夜便から、松崎しげる氏の熱唱「愛のメモリ」が流れています。18日発売のテキスト「NHKラジオ深夜便」12月号に、永田和宏先生の「歌人と科学者の二足の草鞋を履いて」が掲載されるそうです。さきほど、海堂尊・著「チーム・バチスタの栄光」(上下・宝島社文庫)読了。海堂さん、面白かったです。
 昨日は、お寺の手伝いを休ませて頂いて、午前中は病院へ。二週間前の組織検査結果をききました。とりあえずほっとする結果にひと安心。その足で、すごく久しぶりに塔短歌会のさいたま歌会の11月歌会へ。今月は別所沼公園を散策しての吟行即詠歌会。参加者は、一時間ちょっとの時間内に2首つくるのがノルマでした。この別所沼公園は、池の畔りに詩人で建築家だった立原道造の設計による「ヒアシンスハウス」(道造発案になるという四枚の雨戸に穿たれた十字架のかたちの穴が印象的でした。朝になると、きっと、ひかりの十字架が部屋の中に差し込むのでしょう)の実物が建てられていたり、池の中の島に弁財天が祭られていたり、池脇においしいと評判の鰻屋「別所」があったり、というなかなか興味深いロケーション。どんよりと曇った寒い一日の吟行でしたが、楽しい面白い歌会でした。さいごに、拙い私の吟行詠草をご披露します。

曇り日の沼に噴水あがりたり 弁財天への橋わたるとき

道造の墓の所在(ありか)は知らねども「ハウス」の窓の刳貫(くりぬ)き十字架(クルス)

 三井修先生はじめご参加のみなさま、有難うございました。お疲れ様でした。