以前から私は右翼・左翼という表現が好きではありません。
それはこの言葉が悪いニュアンスを含んでいるからというより、この言葉を使っても議論的に生産性がないと感じるからです。
「あいつは右翼だ」「こいつは左翼だ」などの分類はレッテル貼りにはなれど、理性的な批判用語ではないように思われます。非常に便利な言葉だが、定義・線引きがあまりにも不明確。
そういった短絡的な二分化による捨象ではなく、その人自身の主張・考えを個別的にみていく必要があると思います。例えば竹田恒泰さんは一般的に右翼だと見られているでしょうが、脱原発派であるし、消費税増税については赤旗が一番正しいことを言っていると話していました。それを、「右翼だからダメ」などと門前払いするのはヘイトリアクションです。お互いの主張を理解し合う余地が全く生じません。