私の好きな言葉です。
■お金で幸せは買えないが、お金で避けられる不幸はある
母の言葉でして、かなり身に染みて感じている言葉です。
私は年収1千万とか、特別お金持ちになりたいとは思っていませんが、生活が不安定なのは極力避けたいと強く思っています。
貧乏は悪です。「貧乏な人が悪人」ということではなく、「貧乏な状態が悪」ということです。
貧すれば鈍する。お金がないと、常に財布の中身を気にし、心が貧しくなります。
不幸とは、選択肢が持てないことかもしれません。お金がないと選択肢がそもそも持てないのです。
■本当の好きは説明できない
私は中学生のときから将棋が好きなのですが、なぜ好きなのか、何が好きなのかはうまく説明できません。
例えば「常に新しい発見があるところ」とか、後づけとしていくつかひねりだすことはできます。
でも、それは一部分の要素であって、すべてを箇条書きにして言えそうにはありません。10個書けばそれですべて、と納得できる気がしない。
「気づいたら好きになっていた。それで十分」という体感です。
■民主主義に観客席はない
大学生の時にネットサーフィンしていて出会った言葉です。
当時は安保法制が国政上の大きな争点になっていた時期で、民主主義がひとつの自分の中でのテーマになっていました。
見たときに、「これだ!」と琴線に触れたのです。
政治に関心を持たず、投票に行かない人たちのみならず、自分自身に時折言い聞かせる言葉として美しさがあり、気に入っています。
■仕事とはアウトプットである
私が社会人3年目でやらかしたとき、親身な先輩が2次会で言ってくれた言葉です。
頭の中でああでもない、こうでもない、と漠然と思っていて、結局何も形にしなかった私に対し、何度もこの言葉を言ってくれました。
頭の中で思っているだけでは意味がない。何か他の人の目に見える形にすることこそが仕事。
なかなか行動に移すのが遅い私に響いた言葉でした。
■考えるとは、書くことである。書かないうちは、ただ思っているだけ
何かが頭に浮かんだとします。でも殆どの場合、それは数秒後には消えてしまいます。
思考は見える形にしてこそ、整理されるものであり、それこそが考えるということです。
「仕事とはアウトプットである」と似ていますね。
■抽象的な問いには抽象的な答えしか返ってこない
これは当たり前ですよね。
でも、実践できていない人は案外いたりします。
具体的な問いをつくるには、それなりの準備が必要です。
問いかけには、相手の思考を特定の方向に強制的に向けさせる力があります。
どれだけの答えを引き出せるかは、どんな問いをするかにかかっています。
テキトーな準備するんじゃないぞ、という戒めの言葉として使っています。
■これからどうするか?
私は何か失敗してしまったとき、どうしても未来ではなく、過去の方を見てしまう傾向にあります。
特に学生時代の私はその傾向が強かったですね。社会人になって少しずつながら、未来の方に意識が向くようになったと感じています。
ここで間違えた。こうすれば良かった。
それは大切な振り返りです。でもそのバランスが悪くて未来を見ていないのは問題です。
同じことを繰り返さないために、「これからどうするのか?」を常に意識していきたいと思っています。
そのときの自分の中での合言葉がこれです。