日本共産党の大西航氏が盗撮容疑で逮捕されました。
刑法の話としては推定無罪とはいいますが、本人も容疑を認めており、党からも除名処分を受けています。
近年の日本共産党はジェンダー平等を強く掲げており、大西氏もそのような投稿を繰り返していました。それだけに唖然とせざるを得ません。ありえない。
盗撮行為で生じる罪悪感を埋め合わせるジェンダー平等運動だったのでしょうか。闇が深すぎて言葉が出ない。いくら口で立派なことを言っていても人間わからないものだなと思いました。
除名処分は当然ですが、これで終わりではなく、大西氏本人からも聞き取りを行って事態の解明に努めてほしいですし、幹部としての責任も明らかにして頂きたいです(辞任すべきとまでは言いません)。
加えてショックなのが、日本共産党千葉県委員会が出した「声明」。↓
そして、憲法・平和・暮らしを守るために、岸田政権の大軍拡政治と対決し、130%の党づくりと統一地方選挙勝利をめざして全力をあげる決意を表明するものです。
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今ここでいうべきことじゃないでしょ?
これはまともな謝罪文ではありません。
全体的に役所みたいな形式的な文章なのも気にかかるところですが、特に最後の一文が致命的と思いました。
Twitterの運用担当が浅はかな考えで投稿したのだろうかと思いきや、公式サイトにも同文が掲載されています。「勉強や自己改革が必要」とは言っても、こんな声明を見せられて日本共産党を応援したいと思う人はまずいませんし、130%の組織づくりができるとは思えません。白けます。
タイミング最悪なことに、志位委員長が本件を完全スルーしてこんな投稿をしてしまう。案の定袋叩きにあってました。
日本共産党はマーケティングが不得手ですが、世間がどう反応するか気にしない傾向にあるという、低迷する理由の一端を垣間見たような気がします(他の例としては、批判に対して「反共攻撃」で済ませて黙殺しがち。それは言ったもの勝ちになるということ。見え方を意識していない)。特に幹部級は新卒から専従としての任務についているケースが多く、ある意味視野が狭くなりがちであり、世間感覚とのずれを補正できないのだろうか、とも思ってしまいます。
今回の件は二重の意味で残念です。