どうも、こんにちわ
狩野健太郎です。

今回は、俺と一緒でちょっとまだ、
それってなんぞや?と、
「?」マークが多い方にお送りするブログです。

今回の「レミング~世界の涯まで連れてって」ですが、
前回の「血は立ったまま眠っている」に続いて、
寺山 修司さんの作品です。

来年で、没30年という事でもしかしたら、若い世代だと、知らない方も、
いらっしゃるかもしれないですね。かくいう俺も、非シス人を知ってから、知った口ですからね。
いや、自分が若いとか、そうゆうつもりではないですよ…ハイ。


まず、そちらから、簡単に。
寺山 修司【てらやま・しゅうじ】(1935-1983)

「下町の錬金術師」と呼ばれるほど、
演劇実験室「天井桟敷」主宰、劇作家、演出家、映画監督、詩人、歌人、俳人、競馬評論家・・・様々な顔を持ち スキャンダラスな作品で時代を挑発しつづけた伝説の元祖マルチアーティスト。本業はなんですか?と、尋ねると、「職業は、寺山修司です」と、応えるのが常だったそう。

青森県、弘前市生。


意外な所で、演劇に詳しくない人でも、ピンとくるかもしれない所での活動をあげると、
「あしたのジョー」のOP主題歌。
尾藤イサオさんが唄う、あの有名な楽曲。
あれの作詞、寺山修二さんです。

これ、びっくりだね。

俺だけ!?


そして、47歳の若さで、この世を去ってしまわれました。

より知りたい人は、是非、こちらを読んでみてください。

そんな寺山修二さんの遺言作品とも呼ばれている
「レミング~世界の涯まで連れてって」

話の内容は、なんかネタばれになりそうなので、触れませんが、
「レミング」とは、ネズミの事です。



$ 非シス人-Narcissist-

これとは、一切関係ありません(多分)。


集団自殺するという事で、有名みたいですが、
あれは、誤解みたいです。

この誤解の原因は、
集団移動する際に、たまたま崖から落ちて、おぼれ死んでしまう個体があったことと、
ドキュメンタリー映画『白い荒野』(原題『White Wilderness』)が挙げられるそうです。
このドキュメンタリーでは、レミングが崖から落ちるシーンや、溺れ死んだ大量のレミングのシーンがあったためだそう。他には、1991年のパズルゲーム『レミングス』のヒットも一因である、とされています。

とにかく、レミングたちは、集団自殺はしないそうです。
泳げるらしいし!

この近年まで、誤解されていた「レミング」が、
この作品では、どういった意味合いを成すのか…。

先日、ブログで竹下優子さんも、おっしゃっていましたが、
寺山作品=難解。

こう捉えられるのは、至極当然かと思います。

俺も、前回の「血は立ったまま眠っている」が、
「寺山作品としては、わかりやすい方だよ」と、言われて
パニックになったし(笑)

ただ、やっぱ稽古を重ねて、見えてくるものが変わってくるし、
人間の内面を描いた作品だと思うので、

何度も観てとは、言わない(これは、怒られるか(((( ;°Д°))))…)
けど、お誘い合わせの上、来ていただいて、
あぁでもない、こうでもないと、一緒に来た人と
話に花を咲かせてもらえたら嬉しいなぁ、と俺は思います。


そんなわけで、今日は
「寺山修司」と「レミング」についての
簡単な初心者向け講座ブログをお送りさせていただきました^^