彼との今後 | 子宮頸部腺癌の治療の記録と徒然

子宮頸部腺癌の治療の記録と徒然

子宮頸部腺癌ⅠbⅠ期と術前診断された30歳の治療の記録

癌が発覚してから、ずっと彼と会っていなかった。
どんな顔をして会えばいいのか分からなかった。
会ったら緊張の糸が全て切れてしまいそうで。

私は悩んでる時に誰かに相談して決める事は殆どない。
自分で納得いくまで考えたい。
人の意見も大切だとは思うけど、決めるのは自分だし、誰かに何かを言われたくないのだ。
それが親であろうともダメなのだ。

なので、彼とも会いたくなかった。
でも、手術を決めたから。
暫く会えなくなってしまうし、彼とのお泊りも出来なくなってしまう。

2人でゆっくり週末を楽しむ事にした。
居酒屋に行って、ゆっくりお話しできた。
初めて行った居酒屋なのに、マスターが奢ってくれたり、今朝採れたてだという里芋を頂いたり、とても明るいマスターとママのおかけで、暗くならずに済んだ。

まだ、呑み足りないので、遅くまでやっている居酒屋に移動。
暫くしてから、友達も合流。
心配して連絡をくれたみたい。

みんなが心配してくれていて、申し訳ないやら嬉しいやらで無いてしまった。


将来が見えなくなってしまった。
子供を作る事はもう出来ないから、別れて欲しい。
元々、結婚するつもりも、子供を作るつもりもなかったけれど。
と、彼に言ったら怒られた。

そんな事で別れる気はない。
結婚とか子供とかどうでもいい。
それより、もっと楽しく過せるように考えてる。
旅行したり、美味しいご飯たべに行ったりすればいい。
その為にしっかり治す事。

そんな話をした。


彼は病気になる前から優しかった。
病気になったらもっと優しくなった。
殆ど毎日のようにお見舞いに来てくれる。
この彼を選んでよかったと、心から思う。