ご来訪ありがとうございます。


世の中、忘年会シーズンですね。
都内に向かう上り電車も夕方混雑しています。
私も、地元での会もありますが、都内に行く
忘年会もあります。

この前も、夕方に集まった会で、イタリア人
の方が、「中央線、混んでいた!朝のラッシュ
みたい。なぜ、混んでいるの~」と驚いて
ました。


さて、現在、建設業の社会保険、未加入問題の
書籍を読んでいます。


行政書士の先生方もこの建設業の社会保険の
未加入問題、建設業許可をやっているなら
知ってますよね。


また、興味のある部分しか読んでいない
のですが、その中の質問として、今さら
厚生年金に入っても、払った年金保険料
より少ない金額しかもらえないのでは
ないか?という、質問がありました。


このような疑問は、よくありまして。
それは、誰が言っているのですか?と
聞くと、「みんながそう言ってる」と
いう答えが返ってくるのが定番ですね(笑)。


なかには、「俺は、年金もらう前に寿命が
来るから、もらえないんだ」と言い張って
加入しないと、言う人もいるのだそうで。



平成24年度厚生労働白書の236ページにも、
給付と負担のバランスについてのアンケート
結果が出ています。

ここでは、「社会保障」という文言ですが、
おそらく「年金」としても同じ傾向かと
思います。


アンケート結果の1位は、

「自分が一生涯で負担した額と比べてかなり
少ない給付しか受けないと思う」でした。

「かなり少ない」ですよ。

「やや少ない」と合わせると、57.5%の人が、
自分は、多く払っているのに、もらうのは
少ない!と思っているのです。



約6割の人ですか。

では、財政の現況をみてみましょう。

平成21年2月23日開催の第14回社会保障審議会
年金部会において「平成21年財政検証結果」を発表
しています。


そこの「年金制度における世代間の給付と負担の関係等」
のページが、厚労省のサイトでダウンロードできます。

将来の厚生年金・国民年金の財政見通し|厚生労働省


それの厚生年金の部分を見ますと、さすがに
1940年生まれの人は、6.5倍の給付ですが、
1975年生まれの人でも2.4倍ですよ。

払った保険料の2.4倍。

保険料を100万円払ったら、240万円の支給。
えーと、今の銀行の積立預金の金利は、何%
でしたっけ。


役所が出している資料だから、疑う?
確かに、これはあくまでも統計上の話です。

私だって、年金支給開始前に突然死するかも
しれません。個別の話ですと、ひとりひとり
違います。


それでも、少し、考えてみてください。

あなたが年金保険料を払うとき、事業主も
会社側として保険料を納めています。

さらに厚生年金も基礎年金拠出金として負担
していますが、その2分の1が国庫負担なのです。


国の税金も入っているのです。
(滞納は、損なのだよ。払えないときは、免除の
申請しましょうね)。


そのうえ、老齢だけでなく、遺族年金、障害
年金もあるのです。



それでも、疑う人は、今まで、自分が払ってきた
保険料を足し算しておくといいかも。

そして年金をもらう年齢になったら、もらった
金額を引き算していけば、わかりますよね。


現在、私が飛び飛びに読んでいる本は、こちら

建設業 社会保険未加入問題Q&A/日刊建設通信新聞社

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こんな古いタイプのお店も、浦和にはありますよー。
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