ご来訪ありがとうございます。


どんな商売であっても、差別化は大事です。
特に、小さなお店で勝負する場合、大型店や、
大企業の系列に勝つためには、同じことをして
いては、負けるにきまっているからです。

大手資本は、金の力をみせつけますからね。

こちらのお店は、「ボヘミアン的」世界観で
差別化をはかったようです。


2012年4月6日付け、町田経済新聞より一部引用
http://machida.keizai.biz/headline/1094/

「アンティーク家具や雑貨、ジャンクなどを販売する
古物百貨店『ALL TOMORROW'S PARTIES』(相模原市
中央区矢部1、TEL 042-776-8870)が昨年末、
オープン10年目に入った」

代表の方は、37歳とのことです。


「富岡さんは15年前に古物商となり、廃業した店や
オフィスなどを駆け回り、家具や厨房機器を仕入れては
古物市場で売っていた。『リサイクルが市民権を得て
いなかった時代。携帯電話と小型トラックだけで商売
できた。ジプシー的な生き方が自分に合っていた。
ミッドセンチュリー家具の流行期には、古物市場では
(価値を)知っている人がいなかったため、安く
仕入れてもうけた。『山のものを海で売り、山のものを
海で売る』という商売の基本を身につけることができた」


最初は、廃業した店、オフィスを回ったようですね。
そこで仕入れて古物市場で売っていたのが始まり
のようです。

古物市場は、古物商が入れる市場なのですが、価値を
知らない人にとっては、安く売ってしまうので、
そこで、安く仕入れることにも成功したようです。
家具は、きっと通の人には、わかるのでしょう。


そして、商売の基本は、山のものを海で売る、というわけ
ですね。


それが、変わったのは、ネットのオークションだった
ようです。

「インターネットオークションの普及が転機になる。
『誰もが品物を売買できるようになり、相場価格ができた。
さらに大手資本の参入や買い取りサイトができて競合業者
が増えた。リサイクル業がお金にならなくなり、自分の店
で個性を売りにした商売をすることにした』



今までは、古物商が古物市場で売り買いをしていたのが、
誰でも自分の物を売れる時代になったのです。

そしてそれが、相場価格というものがわかるように。
今までは、知らない人は、安く売ってしまっていたのでしょう。


同じやり方をしていては、ダメだと気づき、自分の店で
個性を売りにした商売へと変わったそうです。昨年3月からは、
お店にカフェを併設するようになったとのこと。
 
地元にこだわって、お店を経営しつづけたいそうです。
ぜひ、記事をみてください。↓
相模原の古物百貨店「A.T.P」が10周年-「ボヘミアン的」世界観で差別化



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古物商許可 板橋区