ご来訪ありがとうございます。
埼玉の行政書士ならびに社労士です。


消えた年金、消された年金、宙に浮いた年金、もらい忘れ年金
などなどと呼び名はいろいろですが、要するに年金記録の問題
ですが、是非とも、自分史、職歴の洗い出しをしていただきたい
です。


農協にお勤めだった方、農林年金、忘れていませんか?
特に基礎年金番号導入前に辞められた方。


国は、ねんきん定期便をせっせと、送付しているところで
ございますが、この農林年金、すなわち農協にお勤めだった
の方の昔の掛金額の記載がされていないと思います。



お年をとると、昔、農協に勤めていたことすら、忘れている
方もいると思いますので(特に短期でやめた方など)周りの方
も注意してみてください。


農林年金のほうでは、昭和34年から平成14年3月までを
管理しているので、データが出せます。年金事務所に行って
も「標準報酬月額および掛金額の月別状況」が分からないはず
です(移管作業中かと)。


平成14年4月からは、厚生年金保険の扱いになったので、
日本年金機構のねんきん定期便に記載されているはずです。



ねんきん定期便に書かれていなくても、ただ記録が書かれていない
だけで、年金のもらい忘れにはなっていない人が多いそうですが、

しかし。

なかには、基礎年金番号導入前に農協をやめ、農林年金から出た人
の場合、基礎年金番号と統合されていないので、「もらい忘れ年金」
になっている例があるのだそうです。


退職一時金として全額もらっていて、年金財源を残していない人
ならばいいのですが、年金財源を残しているのに年金に反映
されていない人がいたら、もったいないです。


詳しいことは、農林年金のほうでしか、わからないので、
もしかしたら、と思った方は、確認をとってみてください。

農林年金サイト

特に、ここのサイトで、統合前の標準報酬月額および掛金額の月別
状況表の発行についてのページを見てください。



念のためですが、社労士は、旧社保庁の仲間だとか、職員の一部
だとかと、勘違いなさって、年金記録問題で社労士に怒る方もいらっ
しゃるそうですが(けっこう、この勘違いを聞きます)、まったく別物です。


社労士は年金について仕事として扱える国家資格なのですよ。
知らなかった?


本日もブログをお読み下さり、感謝します。