こんにちは。
Nobukoです。
前回の『わたしについて』の続き、【外国との出会い編】です。
はじめから英語が上手で得意だったわけではない私。
ここに綴っている経験があるからこそ、私は英語苦手さんや英語ビギナーさんに寄り添う形で、
英語を身近に感じてもらうお手伝いができていると思うのです。
冬の間家庭教師をしてくれたお姉さんのおかげで英語の授業が少しわかるようになり、
なんか英語っていいな〜と思えるようになったものの、
相変わらず学校はとてもつまらない場所であることには変わりなく、
同じクラスの女子になかなか馴染めなくて心休まることのない日々を送る。
仲良くなれたかな？
そう思っても、ちょっとしたことがきっかで
グループからはじかれてしまう…そんな感じだった。
私の何がいけないんだろう… 。
私の悪い癖である「どうせわたしなんか…」は、
もうすっかり私の自己認識(認知？)のデフォルトになっていた。
そんな頃、父が海外出張に行くことが続いていて、
北欧やソ連から送られてくる絵葉書や写真を眺めている間は
学校のモヤモヤを忘れることができる現実逃避の時間だった。
クラスの女子とはうまく馴染めなかった私だけれど、
部活を通して友達になった子とは交流があり、一緒に映画をよく見に行くようになった。
ある日観た映画『ホームアローン』に出てくるアメリカのクリスマスの雰囲気に心を掴まれ、すっかり魅了される。
あんな生活様式が
あんな街並みが
この世にあることに胸が高鳴った。
今私がいるとっても居心地が悪い「ここ」も同じ地球上のとある場所で、
同じ地球のどこかには、こことは全く違うあんな景色があるなんて！！
中学生の私には衝撃でした。
そしてだんだんとアメリカに行ってみたい気持ちが膨らんでいった。
(子供でしたね。。映画の中の世界なのに笑)
アメリカへの憧れはますます膨らみながら、
なんとか無事に高校生になれた。
金銭的な理由で私立高校には行かせられないと父から言われ、安全圏の公立高校を受験した私。
行きたい学校ではなかったから、学校生活に夢も希望も正直言ってなかった。
いつになったら私はここから飛び立てるのか？
そんなことをいつもいつも考えていた。。
私が入学した高校にはAFS*留学生がいて、そこでニンちゃんというタイ人の女の子と日本語で会話する体験をした。
それは私にとって不思議な体験だった。
(*AFSとは、世界中に支部がある国際交流教育団体で、主に高校生の交換留学事業をやっています）
だって、私はタイ語は話せない。
だけど、ニンちゃんが日本語を話せるおかげで私はニンちゃんと話をすることができる。
別の言語を話せるようになると、それだけ会話ができる相手の数が増えることに気がついた。
(当たり前のことだけど、当時のわたしには新鮮な気づきだった)。
そのときの『言語は私の世界を広げるツールなのだ』と言う発見は、
パッとしない学校生活を仕方ないけどなんとか続けるためのモチベーションになり、私の高校生活を支えた。
よし！私は英語を話せるようになって、
憧れのアメリカに行こう！
そう決めて両親にその意思を伝えたものの、父からは相手にもされず。。
父は外国語習得は現地に行かずとも本人の努力で身につけることができるという考えを持っていたため、基本反対。
しかし事あるごとにしつこくアピールし続けたのちに、父から出された課題をクリアしたら許可するとの約束を取り付けた。
そしてなんとか出された条件をクリアして、AFS短期プログラムで高校3年生の夏休みをアメリカで過ごせることになった。
初めての飛行機。
成田を飛び立ち到着したのはニューヨークのJFK空港。
そこからお迎えのバスでメリーランド州まで移動した。
アメリカは私がイメージしていた雰囲気そのものだった。
ホストファミリーのおうち
ところが、英語に関しては
自分のちょっとした自信と期待はもろくも崩れてペシャンコに潰された。
いや、正確にいうとぺしゃんこというよりも
期待とワクワク、ちょっとした自信でパンパンに膨らんだ風船を、
針で一突きされてはじけ飛んだ感じに近いかも。
あんなに英語を頑張ってきたのに、
私の英語はホストファミリーに驚くほど通じなかった。
まる覚えした簡単なフレーズは通じる。
だけど、自分で考えた文章が通じないのだ。
なぜかというと英語が好きでいろんなフレーズを覚えたけれど、
英語の基礎がしっかり固まっていなかったので、応用が利かなかったのだ。
（この苦い経験と英語の基礎の大切さはと失、今私がやっていることに大きく活かされている！！）
ホストシスターとホストブラザーとはうまく話せず、それはそれは落ち込んだ。
だけど、ホストマザーとファザーは、私の英語に辛抱強く付き合ってくれた。
私のあやふやな英語と私を受け入れてくれたファミリーの優しさがありがたかった。
(今でもファミリーとの交流は続いている♡)
ホストブラザーが入学する大学にて。わたしが小さく見える…（真ん中にいるのが私）
語学の面ではガツンとやられたけど、日本とは異なる文化とその雰囲気にはますます私は惹きつけられた。
高校卒業後の進路をどうするかでは父ともめたけど、
結局地元の短大に進学して編入に備えて移行する単位を稼ぐべく、一般教養の科目を必死で履修した。
その甲斐あってアメリカの州立大学の2年次に編入学が決まった。
(いろいろな理由で父は大学留学には反対だったけれど、母が相当頑張って父を説得してくれたから父も賛成してくれるようになったと、母亡き後に父から聞いた。お母さん、ありがとう！)
そして、1996年の秋から
アメリカでの大学生活が始まった。
夏休みの短期留学の終わり。ホストファミリーとさよならして空港に向かうバスに乗るところ
大学は大学で、楽しいだけの生活なんかじゃなかった・・・
またしても、理想と現実は違うことをいやというほど突きつけられる・・・
(続く)
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英語が苦手だった私だからの「なるほど！！」が詰まった
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開催方法：オンライン *zoomを使用します
参加費：4,400円（2023年12月29日（金）までのお申込み価格です。来年お申込み受付分より価格改定を予定しております）
お申込み方法：こちらのフォームからお願いします
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