決めることの大切さ

前回のブログを書いてから、

あっという間に2年が過ぎていた。

ブログを書き始めようと決めたはずが、あまりの忙しさに勝てず、ブログを書くどころか、書いたことさえ忘れていた。

今日偶然2年前の自分のブログを読み返した。

しかも、2年前のブログを書いたカフェを2年振りに1人で訪れて、ブログのことを思い出した。これはきっと、偶然ではなく必然だったと思う。

あの頃の気持ち、読み返すと痛々しくて、
あの頃自分がどれだけ悩んで苦しんでいたかを思い出す。でも同時に、どれだけ自分らしく生きようともがいていたかも、伝わってくる。

2年前の私を褒めてあげたい。
本当に苦しかったから。

私は結局、とにかく1年続けてみるとブログで宣言したよりも、頑張った。2年半続けることができた。

2017年6月に会社を辞めた。
辞める時は完全に限界だった。

心も身体もだけれど、一番私が怖かったのは、
そんな生活に慣れを感じている自分だった。

働き過ぎの環境に麻痺しかかっていた。
楽しさを感じれない仕事、

自分らしく入れない環境、
色々な事を思っていたはずなのに、

いつの間にか感覚が麻痺して、

自分の望む環境さえ見失いそうになっていることに気づいた。

そのままそこで麻痺していくのが怖かった。
本当の自分に戻ろうと決めた。
だから、会社を辞めた。

会社を辞めてすぐ、

イギリス、クロアチア、フランスへ行った。

イギリスで友人たちに会い、離れて過ごしていた期間を埋めるかのように色んな話をして、

イギリスに住んでいた頃を思い出した。

フランスでは日本から来た友達と合流して、

観光を楽しんだ。1度目に来た時の楽しい記憶と、イギリスで友達になったフランス人の友達との思い出がたくさん蘇ってきた。

ひとり旅をしたクロアチアは、
私に元の自分に戻りなさい、よく頑張ったね。
と、私を日本での生活から解放してくれた。

前の自分に戻りたいと言っても、

2年半で麻痺してしまった余計な考え方や感覚はそう簡単には戻ってくれなかった。

でも、この旅行は私を少しずつ前の自分に近づけてくれる助けになった。

帰国してから、先のことをゆっくり考える日々を送っている。今、少し充電期間中。

でも、この充電期間が、

自分の今までを思い出す助けになっている。

こんな事があった、あんなことがあった、
と過去を思い出すと、私には奇跡のようなことが
今までたくさん起きていた。

私は、どちらかと言うと
運のいい人間だと自負している。

今まで、なぜこんなことが起きたのだろう

と言うことがたくさんあった。

改めて今それを思い出しても、

自分の運の良さに驚くばかりだ。

でも、なぜそんなことか起きていたのか、
今の私にはその力が少し弱くなってしまった のかそれがここ数日でわかった。

私は自分の進む道を決めることが

できなくなってしまっていた。

奇跡のようなことがたくさん起きていた頃は、

何があっても折れることのないビジョンと信念があった。どんな小さなことにも、こうと決めたらそこしかみていなかった。どんな無謀なことでも、できないと思ったことはなかった。やると決めたことへの思いが、すごく強かったのだと気付いた。

それがこの2年半の日々で、私は心が弱り、

今まで感じたことのないようなネガティヴな経験をたくさんして、自分の人生を決めることが出来なくなってしまっていた。中途半端な気持ちしか持てなくなっていた。

そんなところに奇跡は起きない。

私は、これに気付いた時、ホッとした。嬉しくなった。なぜなら、私は決めることがどれだけ大事か気付けたから、どう生きて行くべきか、

見えた気がした。

私はこの2年半の生活がなければ良かったとは全く思っていない。むしろ、この経験をしたから、今までの自分がどれだけ恵まれていたのかに気付くことができた。

どこかで聞いたことがある。

「人は両極端の経験を経てはじめて、

    自分の幸せに気付く。」

本当にその通りだと思う。

この2年半が今後の私にとって、
色々な意味で良い影響を与えてくれると思う。

まだまだ手探り中の人生だけど、
私は2年前のブログを書いた時よりも
自分のことが好きだと言える。

これはすごく幸せなことだと思う。

もう少し自分探しを頑張ってみようと思うと決めた雨の日@大好きなモンブランのあるカフェでした。