ニュースでは、ゴールデンウイークってことで、行楽地でどのくらいの人出だとか、天気はこうなりそうだとか、そんな話題でいっぱいです。
旅行…若いころはあまり興味なかったんですが、だんだん、こういう休みの時にまずとっつきやすいのが旅行なんだ、と中年になってようやく理解しました。
仕事のことを忘れて本当にリフレッシュできるのか?…なんて、そもそもそんなこと気にしててはいけないんですな。
そういう手前のことで悩むと、もう、旅行なんて行けません。
気になるなら、気にしたまま行けばいいんですよ。
本当にリフレッシュできるか?なんて、いくら考えたってわかるもんか…
で、まぁ行けるところはたかが知れてますが、行くとなるとあれこれプランを考えます。
………
そういった時に必ず思い出してしまう家裁調査官の言葉があります。
これは、まえに一緒に仕事をしていた家裁調査官が異動になったときに言ったセリフでした。
「少年と、合宿がしたかったです。親子合宿。これは、やってみたかったなぁ…」
この言葉を聞いた時、ちょっと胸を衝かれた気がしたのです。
少年やその家族との合宿は、たまに、話を聞きます。
NHKのドラマでも、以前ありました。
わたしも、これだけは経験がありません。
難しいアイテムですが、有用であることは確かです。
ただ、現実には忙しくてできない…企画さえできない状況でした。人手も時間も足りないです。
もしも、やるとしたら…
どこに行くか…
どのくらいの人数で
同行者は誰が…
どのようなスケジュールで、どのような狙いをもたせるか…
難しい。
難しいけど、もしやれるなら、やった方がいい…
調査官は忙しかったはずなのにそんなことを考えていたのか…とハッとしたのでした。
一緒に仕事しながら、こっちは、そんなことまで気が回らなかった…というのが本音です。
ゴールデンウイークとか、夏休みとか…そんな時にふと思い出します。