言わずと知れた、映画のタイトルです。
1979年アメリカ作品です。出演はダスティンホフマン、メリルストリープ。アカデミー賞で何部門か受賞しました。
観たことがなくても、夫婦の離婚問題を取り上げた映画だということぐらいは知っている人が多いようです。
で、題名の「クレイマー、クレイマー」ですが、これを、互いに相手を非難して攻撃する夫婦のことだと考えて、クレームマニア(クレーマー)2人のこと…だと思っている人が、これまた意外と多いです。
映画を観たのにそう思っている人もいました。
原題は
「Kramer vs. Kramer」
です。
ダスティンホフマンの役名がテッドクレイマー
メリルストリープの役名がジョアンナクレイマー
クレーマーさん対クレーマーさんの離婚訴訟…という意味合いのタイトルなんです。
子どもの両親の仲が悪い…そういうケースにぶつかると、それが少年審判の手続であれ、違う手続であれ、この映画のことを思い出します。
子どもを抱えた夫婦で仲が悪い方々…これ観てみてよ。
騙されたと思って、とにかく観てみたら??
離婚前でも離婚後でも、とにかく勉強として観ておくことをおすすめしたい。
30年近く前の映画で、当然ながら、役者は若いし、スクリーンに映るファッション、街並み、オフィス、インテリア…すべてが古いです。
しかし、ストーリーとしては、まったく色褪せてない。こんな話、毎日、どっさり現実の職場に来てますよ。
いろんなことが30年で進歩発達してても、家族の問題は、まったく、進歩ナシです。
いや…
進歩がないというより、
家族の問題の解決の糸口は、きっと今も昔も同じで、変化がないようにみえるだけなのでは…?
ラストで、ダスティンホフマンがエレベーターの前でメリルストリープに話すシーン…思わず「これだよ、これなんだよ」と言ってしまうのは、わたしだけですかね?
子どもの取り合いなんかしている親には、とくにこのシーンを観せたい…仕事ではなかなか当事者に「クレイマー、クレイマーを観てください」なんて言えないんで、思わずブログでつぶやいてみました。