ここ数年で生活習慣病という言葉が定着したような気がします。




メタボリックとか、そういう言葉は、わたしにとっても嫌な響きです。








これは本当に無意識のうちに忍び寄ってきますね。




こっちは生活習慣になってしまっているので、一体なにが悪いのかわからずにいるうちに、一方的に生活習慣病の烙印を押されてしまいます。










ま、自分がそういう立場になってきて実感したのですが、「一体自分が何をしたというのか!?」といううろたえ方は、我ながら少年審判廷に来た多くの親御さんと共通するところがあるように思います。










まったくもう、生活習慣病と呼ばれるものにかかると、まるで犯罪を犯したかのように、周りから言われるじゃないですか…








言われる方は「なにかわるいことでもしたのか」と内心思ってしまうのですが、そこもまたお医者さんや看護師さんから滅多打ちです…




その、滅多打ちの仕方…自分も少年審判でこんなだったのかなぁ…














経験的にみて、少年非行の多くは、生活習慣病といえるかもしれません。




少年自身にとって生活習慣そのものに根っこがあると言えるし、また、その親自身の生活習慣そのものにも非行の根っこがあります。




ま、生活習慣の向こうにあるその人の価値観かな根っこは。












多くの非行少年の親御さんには、その意識をもってほしいです。








審判で




「親は全く普通なんですけど、なぜか子どもがこうなっちゃって…」




というような言葉を聞くと、身構えました。






そういう親御さんに、親の問題性を指摘しても、受け止めてくれる人と、なかなか受け止められない人といましたね~










結構、深刻な問題だと思うんですけどね…


体の健康面での生活習慣病に関する社会のスタンスは急に変わってきているのになぁ…