ええと、
前回、少年審判の意義をよく考えて、そのためのものさしをもって、目先のものではない効果を考えることが大事だ
ということを書いたつもりでした。
れーかちゃんは、本当に性的虐待を受けていたのでしょうか?
受けていたとしても、それが一連の非行の原因だったのでしょうか?
正直いって、わかりません。
兄のメールをK先生から読み聞かせられてれーかちゃんが涙を流した…そのことで性的虐待があった証明にはならないと思います。
あった可能性はありますが、まだ認定できないです。
しかし、仮にそれがれーかちゃんのウソだったとして、なぜ彼女はそういうウソをつくのか?
実は、K先生が付添人になってからすぐ、その話をしました。
ホントに性的虐待を受けて、不遇感をつのらせた結果の非行かも知れない
そうでないかもしれない
ウソだとしたら、彼女はなぜそういうウソをついているか?
「それって、見る人が見ればなにかのサインなんでしょうかね」
と、そういう話をしました。
それから、これが成人の刑事事件だったら、これ以上このことにはあまり光を当てられないだろう…とも話しました。
しかし、せっかく少年審判の手続に乗っているので、結論がどうであれ、刑事訴訟と同じ感覚で仕事をする気はない…とも話しました。
K先生があそこまで一生懸命してくれるとは正直思っていなかったんですが、そういう話までさせてもらったから、頑張ってくれたのかなぁという気もします。
少なくとも、少年友の会との関係づくりは、大切です。
そういうことをしていなかったから、ああいう強引な頼み方
になったんだと思います。
日ごろ、もうちょっとそういうことを意識していればよかった…