その強盗致傷事件は、いわゆる

 つつもたせ

でした。




つまり、


れーかちゃん達何人かの女の子が出会い系サイトで援助交際相手を募集する

   ↓

れーかちゃん達が応募した男性と深夜に待ち合わせる

   ↓

人気のない場所に連れ込む

   ↓

待ち伏せしていたれーかちゃんの仲間達が襲いかかって金品を奪う


という、まぁ古典的といえば古典的、しかし、出会い系サイトとか、れーかちゃんの仲間がカラーギャングだったってところをみると今ふうかな…って感じの事件でした。



カラーギャングって、さすがにもう今は廃れましたかねぇ?



事件は同じ手口で数件ありました。


被害者は、いずれも金属バットとか鉄パイプのような物でメッタ打ちです。

もう、抑制がきいていないひどい態様です。






ところで、れーかちゃんの家族ですが…




実は、れーかちゃんの両親は、れーかちゃんが生まれてすぐに離婚、


父親が親権者になったものの、離婚からすぐに死亡。


母親は遠く離れた他県の実家に戻って、れーかちゃんとはろくに会ったことがないまま転居してしまい、現在は所在不明…


れーかちゃんは父方のおばあちゃんがひとりで育てている。


れーかちゃんには10歳離れた兄、8歳離れた姉がいたが、二人ともすでにおばあちゃんのもとから独立し、現在は音信ナシ。




こういった家族状況は、いちおう第1ラウンドの在宅の時に調査官が調べてくれていました。


実質、おばあちゃんしか家族がいないわけです。




今回は身柄事件です。


しかも、正真正銘の強盗致傷…





担当の調査官は、前回の担当調査官と違い、男性でベテランの主任調査官がつきました。




わたしは、調査命令を出してすぐの時期に、そのベテラン主任調査官に言いました。


「意思疎通は難しいタイプですよ」




前回の審判での敗北感が甦ります…


調査面接はタイヘンだろうなぁ…


でも…









審判での結論は、あんまり悩まずに済みそうかな…