どうもこんばんは。


酔って帰宅したジェイです。


すいません。





非行少年の親のタイプ…というか、親の問題性については、いろいろな人がいろいろな形で紹介しているので、いまさらここでわたしごときがブログになにか書いても大したモノにはならないのですが…


わたしは、教育学とか、心理学とか、社会人類学とか、そういった専門知識や素養はまったくありません。あるとすれば、法律についての専門知識ですか。


あ~それもアヤしい! (・ω・)/


それでも一応このブログにつらつら書いているモノは、すべて仕事での経験に基づいています。


実際に体験したことがらを、まぁ守秘義務もあるんで、テキトーなアレンジを重ねながら、書き下しています。


べつに希望したわけでもないのに、突然、少年事件を担当することになった、その延長線上にいるわたしの率直な考えで書いております。


だからまーいまいち体系的じゃないんですけど、いちおう、振り返ってみて、親の姿からみえる問題性を整理してみるとですね…







まず、「審判廷で…1」に紹介した親ですが、


なにかと人のせいにしてしまうタイプの親です。


30代のママさんがコメントしてくださった、まさにそういう親のつもりで書きました。


このような発言をされる親御さん、実際にいるんです。


ここでは、他罰的傾向がある親…という言い方をしておきます。





次に、コメント欄がなにやら盛り上がっている「審判廷で…2」から「ワンダホー…」にかけて登場した親ですが、


離婚経験がある親でした。


これは、非常に多いです。少なくとも、わたしの経験では圧倒的多数派です。


審判に保護者が夫婦そろって来たとしても、再婚していて片方が少年と血がつながっていないというケースも多いです。


おそらく、離婚や再婚は、その当事者にとって健全な家庭環境を取り戻すつもりでなされているんだと思うんですけど、実はそうなってない、という親のタイプを紹介したくて書きました。


あ、そういえば、hizさんが「ここまで問題意識がなかった親はいなかった気がするなぁ」とコメントされていましたが、ま、一応それはフィクションだから…ということにしておいてください。


本文中に登場した母親は、少年が中学に上がって友達が変わったからとか先輩がつきまとうからだとか述べて、ちょっと他罰的傾向が入ってます。


あくまで、「健全な生活を目指して離婚(再婚)したつもりが、そうでなかった親」を紹介したかったのですが、ほかの問題性を組み合わせて持っているケースが多いので、その辺現実味をみせるためにわざとそう書きました。


あ、あとちまたでよくいわれる放任主義ですよね、このお母さん。


いくつかの問題性を兼ね備えている親の場合、その自分の問題性を直視しようとしない傾向が強いような気がします。


あ~ そう考えると、もっともっと問題意識のないスゲー親って、いたんだけどなぁ…もっとスゲー親の設定で書けばよかったかなぁ… ヽ(;´ω`)ノ


あと、通りすがりさんがコメントしたように「試験観察受けるのは親であるあなたですよ!」と言ってやるシーン入れた方がよかったかなぁ~?


すいません文才がなくて。




こういう、人生リセット!…で現実が見えてない親の場合、放任傾向、他罰的傾向といった問題性を兼ね備えがちになるとともに、


子どもとの関係が希薄になる


といった特徴もある気がします。



そして、たいがい無自覚です。


審判で親が気づいてくれると、それだけでもやったかいがあるってもんですが、無自覚のままの親は多いです。




こうして少年事件を扱うと、それからは家事事件の見方が変わりますね~!


少なくともわたしはそうでした。


家事だけじゃない、民事も刑事も…




このブログでそこまで今後お話しできるかわかりませんが、仕事のスタンスが変わりましたよ。


人と人のトラブルってね~ なんかね~



まあいいか。





この「ワンダホー…」でそういう多重債務…じゃなくって、多重な問題性を抱えた母親を書いてしまったので、やはり問題性のタイプをシンプルにしようと思い、「審判廷で…3」では過干渉の親を紹介したつもりです。


親子密着型です。


あ、でもやっぱり友達や先輩のせいにしちゃうんだなお母さん。


書いているうちにリアリズムを意識してしまった…  ヽ(;´ω`)ノ


ほんとは、やっぱり人生リセットして子どもと密着してるといった多重問題性のケースが多いんです。





ええと、また記事が長いですね?


ええ、ええ、長いですとも!!!



すいません。



いやね、こうなっちゃうのは、もっていきたい話があるからなんですよ。



すいません回りくどいやつで。



あと暑いせいもありますけど。




こうしてみてくると、やっぱり、少年が非行事件を起こすのは、家庭環境のせいなんでしょうか?


親が離婚したから、子どもが非行をするのか?


放任主義だと子どもが非行をするのか?


過干渉だと非行をするのか?


他罰的だから?




…違うんです。

たぶん違うということは、感覚的にわかる。


じゃあなんだ?




やっぱりね、そういうコトって大切だと思うんです。


じゃあなんだ?ってところで投げてしまうと、


結局みんな理由がよくわかんなくなって、


それで少年法がわるいんだとか、家裁が甘いんだとか、そういう議論を許しちゃうんじゃないのかなぁ~?