おあつうございます。


帰宅すると、汗でぐっしょりと濡れたワイシャツが気持ち悪いです。


着がえ用のワイシャツ用意しようかなぁ…






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審判で実際にあった親御さんのいろんなタイプを書いているところです。


前回のような親御さんに裁判官がどう対応したか気になるかもしれませんが、今回はまた別の親御さん…




審判では少年に考えさせる質問を心がけていましたと、去年の10月ころブログに書きました。



裁  「君は、とうとう家裁でこういう手続を受けるようになってしまったんだけれども、どうしてこうなってしまったんだと思いますか?」


少  「…バイクに乗りたかったから」


裁  「それは今回の事件を起こした理由だったね。それはそうなんだけど、また家裁に来ることになった根本的な理由を知りたいんだけどねぇ」


少  「 … 」


母  「(なにか言いたげに身を乗り出す)」


少  「夜遊びしてたから」





これも、こちらが期待してる答になっていません。


わたしとしては、そういう問題行動に走るようになった理由を本人に考えさせたいのです…が…




裁  「夜遊びもバイクも、君がやりたくってやってたことかな?」


母  「違うんです。」


裁  「は…」


母  「この子のところに周りから呼び出しの電話がかかるんです。それで、出て行っちゃうんです。」


裁  「あの…」




見るとお母さんは手を固く握っています。


お母さんに質問したのではなかったのですが…



裁  「そうすると、本人はバイクに乗ったり夜遊びしたりしたくなかったのに、誘われて、ついやってたということでしょうか?」


母  「誘われてというか…いいえ、違います。わたしの言うことを全然聞かなくなっていたので、誘われてしぶしぶという感じじゃなかったです。」


裁  「そうすると、なんでここまでになっちゃったんでしょうかねぇ?」


母  「(目を伏せて首をかしげる)」


裁  「また君に聞くけど、バイクや夜遊びは中学にあがってすぐするようになったってことだったね? すると、もう2年半はそういうことやってることになるんだけど、その間、これはヤバいなと思うことはなかったの?」


少  「…ありました」


裁  「その間、君が補導された回数、記録には30回ってあるよ」


少  「 … 」


裁  「多すぎない?」


母  「あの…」


裁  「これはヤバいと思っても、自分で抑えられなかった…問題はどうしてそんな人間になっちゃったかってことなんだけども、それについて君が今どう考えているか知りたい。」


母  「(少年に向かって)あなた、本当に30回も補導されたの?」


少  「 … 」


母  「(裁判官に向かって)この子、中学に入ってすぐ先生とけんかしたことがあるんです。」


裁  「 … 」


母  「そのことがあってから、わたしのいうことも聞かなくなったんです。」


裁  「君としては…」


母  「それに、○○という先輩は、この子を連れ出すためにうちまで来るんです。」



お母さんは隣に座る少年の手を握りました。




裁  「ま、ま、お母さんのお話も次に聞くので、ちょっと待ってください。で、君の考えはないの?」


少  「先輩がうちまで来ちゃうんです…」



う~ん…お母さんの言うままじゃないか…





裁  「先輩や周りのせいなんだろうか?」


少  「 … 」


裁  「自分自身には、原因がないのかなぁ?」


少  「…そr」


母  「あのう!」


裁  「お母さん今は…」


母  「こんな質問子どもにむずかし過ぎませんか? ほかのお子さんはスラスラ答えるんですか?」







母親が息子のことを心配すること自体は、自然なことです。


それはわかる。


しかし…